自民党
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選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き
醜い党内政局が続いている。 自民党の総裁選挙管理委員会が19日、初会合を開催。総裁選前倒しの是非について議論を本格化させる。党則では、所属国会議員と各都道府県連の代表者1人のうち、過半数が前倒しに賛同すれば総裁選が実施される...
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小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念
「ポスト石破」の最右翼を争うライバルに塩を送った感がある。小泉進次郎農相(44)が終戦の日の朝一番に靖国神社を参拝。現職閣僚の先陣を切った。環境相時代の2020年と21年も同様に参拝していて、進次郎氏にとっては恒例なのだが、当時とは立...
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「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず
お盆休みが明け、永田町は再び「石破おろし」の攻防が本格化する。今月8日の自民党の両院議員総会で決まった総裁選前倒しを検討するための手続きが、19日から始まるのだ。 党総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)は、19日午前に1時間...
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萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」
まだ終わっちゃいない──。自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、15日、萩生田光一元政調会長(61)の政策秘書が東京地検特捜部に政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で略式起訴された。この事実が報じられると、ヤフーニュースの...
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「石破おろし」を阻む目白押しの外交日程…8月に韓国とインドの首脳来日、9月は米国で国連総会
自民党は総裁選を前倒しすることになるのかどうか。 国会議員や都道府県連に賛否を問う手続きは、お盆明けの来週18日にも始まるが、まず総裁選挙管理委員会の欠員6人を補充しなければならないうえ、具体的な作業は月内をメドにまとめる参...
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談話を出さずに途切れる「反省」…語り部がいなくなる「戦後」への懸念
政府による80年談話は見送られるが、これは「政争」以上に重要な意味を持つのではないか。ただでさえ、戦争経験者がいなくなり、平和が理念ではなく、経済合理性で語られる今、反省と不戦の誓いを新たにする政府談話が打ち切られれば、ますます風化...
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選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC
前代未聞のデモ「#石破辞めるな」が効いているのか。国政選挙などで3タテを食らった石破首相の続投を求める世論の声がどんどん高まっている。衆参両院で与党が過半数割れとなって3週間。広島や長崎の平和式典で「らしさ」を出した演説を聞かせた以...
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(3)巨大既存政党の“敵失”が重なった幸運
国民民主党の躍進は、特に秀でていたからというわけでもないだろう。自民党、公明党の与党や、野党第1党の立憲民主党など既存政党への不信感などが募り、新たな選択肢を求めた有権者の多くが、国民民主や参政党に投票したのではないか、との見立てが...
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戦後80年に漂うキナ臭さ…中途半端な終戦記念日に落胆
談話不要論者は要するに安倍談話への上書きを許さないということだろう。一方の何らかの発信を目指す石破首相も党内の顔色をうかがい、何の準備もない付け焼き刃。核は安上がりなどという政党が躍進し、プーチン、 ネタニヤフの高笑いが聞こえる敗戦...
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どうなる自民党総裁選前倒し? 小泉進次郎氏「農相に専念」発言も“キングメーカー詣で”の思惑と計算
先週8日の両院議員総会で、自民党は総裁選の前倒しについて、党則に従い総裁選挙管理委員会が国会議員や都道府県連の意思確認をすることになった。具体的な動きはお盆明けの来週18日以降になるが、「ポスト石破」でその動向が注目されているのが小...
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「石破おろし」と「三木おろし」はココが違う 自民党内ゲバの長期化と国民の辟易
注目の両院議員総会は「総裁選前倒し」の成否に関心が移ったが、そう簡単に決められないだろう。首相の続投もわからないまま、未曽有の混乱が続く前代未聞の事態とその先を専門家はどう見ているのか。この党内抗争は滅びゆく末期症状の組織の典型。 ...
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自民党の体質は「永久に不潔」…両院議員総会は非公開、石破おろしまで密室談合という異常の極み
やましい気持ちがなければ国民注視の下で堂々と議論したらいい。「石破おろし」がやまない中、8日に開かれた自民党の両院議員総会は先月の両院議員懇談会に続き、総裁と幹事長のあいさつの後は非公開。総裁選の前倒し実施を求める意見が相次いだとの...
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石破首相が「企業・団体献金」見直しで豹変したウラ…独断で立憲との協議に自民党内から反発
「総理の暴走だ」──自民党内で石破茂首相の独断に反発が広がっている。企業・団体献金の見直しを巡り、党の方針を急転換。立憲民主党の野田佳彦代表の提案を受け入れ、党内議論を経ることなく、規制強化に前向きな姿勢を打ち出したからだ。 ...
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両院議員総会は不発に…「石破おろし」狙う自民党総裁選“前倒し運動”は尻すぼみの可能性
「石破おろし」が本格化するのか──。注目された自民党の両院議員総会が8日、党本部で開かれ、続投表明した石破首相への批判が続出。しかし、実際は大したことが決まらず、「会議は踊る、されど進まず」状態だった。 総会では、党則に基づく...
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「適時」っていつよ? トランプ関税「修正協議」めぐる混乱を招いた赤沢大臣の緊張感のなさ
「言った、言わない」「すれ違い」「水掛け論」……。言い回しはともかく、グダグダな展開になっているのは間違いない。 7日に発動されたトランプ政権による新たな「相互関税」のことだ。 日本政府はこれまで、関税率が15%未満...
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とっくにオワコンの自民党…両院議員総会という「石破おろし茶番劇」
くすぶる石破おろしの党内不和、続投に意欲満々の首相だが、コップの中の嵐に国民は辟易だ。一部に石破応援の世論もあるが、核兵器禁止条約にも踏み込めない腰砕けを見れば、口先きれいごと首相である。清新な若手も皆無で、グダグダやっても消滅必至...
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自民・森山幹事長にまさかの「続投説」…秋の臨時国会に向け精力的に動き、にわかに現実味
「参院選の報告書がまとまった段階で自らの責任を明らかにしたい」──。先月28日の自民党の両院議員懇談会でこう発言していた森山裕幹事長。当然「引責辞任」の意向を示唆したものだと受け止められた。 森山氏を委員長として発足した参院選...
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比較第1党と第2党がすり寄るおぞましさ…野田立憲は石破自民の延命に手を貸すのか
石破自民党が比較第1党の責任などと言い出し、野田立憲と奇妙なやりとりをしているが、国民が求めたのは退場だ。石破自民なら変わるのか。幻想の談合はケジメを放棄し、さらなる政治停滞を招くだけ。 ◇ ◇ ◇ 石破自民と...
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世耕弘成氏がもたらした和歌山政界の深いミゾ…子飼いの参院議員が自民から除名、“紀州戦争”の余波続く
政争は収拾する気配がまったくない。 自民党和歌山県連は先月31日、望月良男参院議員を除名処分にしたと発表した。世耕弘成衆院議員と近い望月氏は、参院選の党の公認争いで二階俊博元幹事長の三男・伸康氏に敗北。しかしその後、公認選考...
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「石破続投」でも「安倍派復権」でも見えるのは「滅びのシナリオ」
8日の自民党両院議員総会は、自民党にとって重大な分かれ道になるかもしれない。 7月下旬、世耕弘成元経産相ら旧安倍派の元幹部4人が会合を持ち「石破おろし」を画策。衆院東京11区では自民党内「処分」が明けた下村元文科相が支部長に...
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虚ろな世相の危うさも問題…しがみつき首相と参政党の支持率上昇という「真夏の悪夢」
選挙結果を受けても辞めない首相の支持率が上がっているが、裏金議員の先祖返りよりはマシという刹那。 もうひとつ、選挙後も危うさを露呈し続けている参政党がどんどん支持を伸ばしているが、話題先行の炎上商法。 いよいよ、日本...
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萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ
好事魔多し──。裏金議員にしてみれば、そんな展開かもしれない。自民党内の「石破おろし」の糸を引く旧安倍派の萩生田光一元政調会長に悪い知らせが届いた。萩生田氏がつくった裏金をめぐり、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で...
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白鳥浩氏が参院選の結果を分析「出来合い政治へのウンザリ感がリモート民主主義を加速させた」
事実上の政権選択選挙とされた参院選だったが、国政はスッキリするどころかグチャグチャになった。衆参両院で自公与党の過半数割れを招いた石破首相は続投。野党第1党の立憲民主党は受け皿になれず、政権交代の道筋を描けない。排外主義カルトの参政...
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どこへ消えた? 消費税減税と物価対策…政治空白で犠牲は庶民に
選挙期間中は給付か減税かであれだけもめたのに、今や、どの政党も政局次第と様子見の構え。この間にも物価は上がり続け、日銀無策で庶民の暮らしはへたる一方。改めて、石破政局は国政の停滞そのものだ。 ◇ ◇ ◇ 先の参...
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生活苦の庶民はア然だ 見放された自民党が今さら参院選敗因分析の笑止
時間稼ぎなのか、ガス抜きなのか、半月もかける自民党の参院選総括。裏金政治にケジメをつけず、物価高を放置し、庶民愚弄の一時給付で勝てると思っていたこと自体がお笑いだ。 石破首相がやるべきことは「真摯に説明」ではなく、解党だ。 ...
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「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪
「石破おろし」の自民党内抗争が続いているが、それに伴い旧安倍派内でも暗闘が繰り広げられている。世耕弘成衆院議員(前参院幹事長)が29日のテレビ出演で、自身を含む旧安倍派幹部4人が「石破首相の交代が必要だとの認識で一致した」と発言したの...
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水面下で続く攻防…「戦後80年」の夏、政争に明け暮れる自民党の大罪
今年は戦後80年、世界がきな臭くなっている中、真摯に歴史に向き合う節目だが、折も折の権力闘争。それも国民から退場宣告を食らった政党の「責任のなすり合い」だから、どうにもならない。石破、ポスト石破らの悪相に国民は白け、メディアの扱いも...
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「石破おろし」で浮き彫り…自民裏金“旧安倍派ダーティーマネー4”の反省ゼロと、オールドメディア新聞辞令の時代遅れ
「いま、全人類の運命は、この4人に託された」——。 7月25日に日米両国で同時公開された劇場映画「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」。興行収入はすでに全世界で2億1800万ドル(約322億6400万円)を記録し、日...
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石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上
「丁寧に真摯に、逃げずに説明することに尽きる」──自民党は29日、党の重要な意思決定機関「両院議員総会」を近く開催することを決めた。党執行部が「石破おろし」の大合唱に押し切られた形だが、石破首相(党総裁)本人はあくまで続投の意思を崩さ...
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「高市早苗総理」誕生の最悪シナリオ
石破首相退任の圧力が強まる中、次の有力総裁候補に小泉進次郎農相、高市早苗前経済安保相の名が挙がる。正直なところ私は進次郎が有力と思うが、一寸先は闇ゆえ高市総裁・総理誕生の目も考えなければならない。「保守政治を取り戻す」。そんなフレー...