福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか
地方選挙で毎週のように意外な結果が飛び出している。
16日投開票だった福島市長選。与野党相乗りの組織戦で3期目を目指した現職が無所属新人に大差で敗れたのだ。
選挙戦は現職の木幡浩市長(65)、立憲民主党を離党した馬場雄基・前衆院議員(33)、もうひとりの新人(37)の3人が争う構図だった。木幡氏には自民、立憲民主、国民民主、公明、社民が推薦を出し、連合福島も支援。福島県内の組織がほぼ丸ごと乗っかった。馬場氏には自民や立憲の一部議員の応援だけだったが、フタを開けてみれば開票結果は、木幡氏の4万3818票に対し、馬場氏は5万8453票と1万5000票近い差をつけ、ぶっちぎり。投票が締め切られた直後に報道各社が当選確実を打ったほどだった。
投票率は47.34%で4年前の前回から12.55ポイントも上昇。地元紙は馬場氏の勝因について、「遊説に加えてSNSを駆使。若年層や無党派層も取り込み、現市政への不満の受け皿になった」と報じている。
「現職の評判がイマイチだった。福島市は人口減少で空洞化が進んでいる。住民が変化を望んだ」(地元関係者)


















