物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

公開日: 更新日:

 高市政権が21日の閣議決定を目指す総合経済対策。物価高対策として「電気・ガス料金の補助」や「おこめ券」「プレミアム商品券」などが挙がっている。ただ、こうしたバラマキ政策は、一時的な家計の助けにはなるものの、物価高自体を抑制する効果はなく、むしろインフレ促進策だとの厳しい声もある。

 帝国データバンクが継続的に調査している食料品価格動向によれば、「2026年も粘着的な値上げが続く可能性がある」とのこと。実質賃金はマイナス続きで、物価高に賃金上昇が追いつかないし、庶民の生活苦はまだまだ続きそうだが、「高すぎて買えない“コメ現象”が消費全体に広がるリスクがある」と警鐘を鳴らすのは経済評論家の斎藤満氏だ。

 最新のコメ平均価格は5キロ4316円で、半年ぶりに過去最高値を更新した。ようやく新米が出て安定供給と思いきや、高すぎて売れ残っているのだ。

「コメが高いので麺類やパンに振り替えたりしてしのいでいるわけですが、食料品はずっと7%前後の上昇率が続いていて、食料品全般が高くなっているので、逃げ場がなくなりつつあります。このままでは消費不況を招く恐れがある。食費を節約して、旅行へ行くとか自動車を買うとかにはならないですから」(斎藤満氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風