愚策の極み「おこめ券」配布しない自治体が続出…使用期限付き「臨時券」案まで飛び出す泥縄ぶり

公開日: 更新日:

 悪評ふんぷんの「おこめ券」配布。高市政権が打ち出す「物価高対策」の一環だが、「ウチは配りません」という自治体が続出している。

 大阪の交野市長に続き、同じく大阪の箕面市長も4日、「配布しません」とXに投稿。「おこめ券は事務経費や手数料がかかる」「市民の皆さんに1円でも多く無駄なく交付金を届けたい」などの理由を挙げた。他にも、宮城の仙台市、東京の江戸川区と中野区、静岡の御殿場市と伊豆市と小山町などがメディアの取材に対し、配布の見送りを表明している。

 さらに“逆効果”と思われるのが、3日から5日までの予定で開かれている農水省の自治体向け説明会だ。既におこめ券配布を独自に行う自治体の「優良事例」を紹介し参考にしてもらう取り組みでもあるが、内容が「おこめ券ありき」らしく、説明を聞けば聞くほど実施自治体が減りそうなのだ。

 おこめ券は全国米穀販売事業共済協同組合とJA全農の2団体が発行。1枚500円ながら440円分しか使えず、60円が印刷代などの事務経費だ。「業界団体への利益誘導か」との批判もある中、説明会では「使用期限」の話も出たという。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風