「おこめ券」に続き“やってる感”丸出し…鈴木農相がひっそり進めるもう一つの肝いり政策

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「おこめ券」配布に続く肝いり政策が、ひっそりとスタートした。

 農水省は5日、鈴木憲和農相を本部長とする「日本の農林水産行政の戦略本部」なる組織を設置し、初会合を開いた。食料の安定供給や地域の維持・発展を目的とし、フードテック(食分野の先端技術)やコメの需要創造、中山間地域振興など6分野を重点テーマに設定。「食の分野を我が国の経済における稼ぎ柱とする」(鈴木農相)とし、今後は分野ごとに具体的な戦略を策定していくという。

 すでに鈴木農相は「物価高対策」として、JAなどが発行する「おこめ券」の配布政策を打ち出している。注目度は比べものにならないほど低いが、この「戦略本部」の設置も、鈴木農相主導によるものだ。しかし、会合の様子などを取材していた記者からは、辛辣な声が上がる。

■目新しさゼロ、大臣の先走り

「取り組み内容などにあまり目新しさが感じられず、『やってる感』を出したいだけなのかと思いました。例えば、重点テーマに定められたコメ輸出拡大、中山間地域の振興などは、これまでの政権でもずっと議論されてきたこと。現時点で示されている情報量もかなり少なく、従来の仕組みとどう変わるのか、疑問に思う記者も少なくないようでした。中身のある組織になるのか、ちょっと心配ですね」(農水省担当記者)

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