「農林業統計」の異変が示す深刻な高齢化…集計開始後初めて“若返り”の怪現象

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 農水省が先月28日に発表した「農林業センサス」(速報値)。5年おきに実施している統計によれば、普段仕事として農業をしている基幹的農業従事者は102.1万人で、2020年の前回と比べて34.2万人(25.1%)減少した。比較可能な1985年以降、最大の減少率だ。改めて、農業人口が急速に減少している実態が浮き彫りになった。

 一方で驚きなのが、その平均年齢が若返りを見せたことだ。前回から0.2歳若い67.6歳で、平均年齢の集計を始めた95年以降、初めて低下に転じた。構成比で見ても、49歳以下が前回から1.8ポイント増えて、12.6%になった。

 農業従事者は65歳以上が約7割を占め、かねて高齢化が大きな課題になっている。統計を見る限り、実際に若手の新規参入は進んでいるようだが、実態はどうなのか。

 農水省に聞くと「平均年齢低下の明確な要因はわかりませんが、65歳以上の従事者は減少しています。資材高騰や猛暑を理由に、高齢者が離農してしまったのではないか」と担当者は答えた。つまり、若手の就農を上回る勢いで、次々と高齢者が脱落し、その結果、平均年齢を引き下げているようなのだ。

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