メジャーリーグ通信
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米球界の監督選びは“脱大物時代”へ…2010年以降のトレンドが収束、異色人物の就任が増えている
レギュラーシーズン終了後、成績が悪かった球団は来季に向け監督の入れ替えを行うことが多い。今年は10球団が交代作業に入り、すでに6球団の新監督が決まっている。2010年以降、MLBでは実績のある名将で…
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ポストシーズン突然の活躍で「Mr.オクトーバー」に成り上がった3人のメジャー打者
ポストシーズンでは三流選手や無名の新人が驚異的な活躍をしてヒーローになるケースが少なくない。その代表例がランディ・アロザレーナ(現マリナーズ)、デービッド・フリーズ、スティーブ・ピアースの3人だ。 …
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試合中に放送席とおしゃべり「マイクドアップ導入」でヘマをやらかす選手が増えている
NHKのメジャーリーグ中継には映らないが、米国の放送局による中継では、しばしば公式戦の試合中に守備についている選手が隠しマイクを付けて放送席のアナウンサーや解説者と会話する「マイクドアップ」(MU)…
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ヤンキースがメッツにケンカを吹っかけた? NYサッカー2チームの気になるライバル関係
ベーブ・ルースの時代から野球の殿堂として君臨してきたヤンキースタジアム。このMLBを代表する球場が2015年からサッカー兼用球場として使われていることをご存じだろうか? 使用しているサッカー…
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MLBの投手タイトル新設は不必要の極み…新たな「選考基準」が決定的に欠けている
先週、全米野球記者協会から「最優秀救援投手賞(リリーフピッチャー・オブ・ザ・イヤー)」を新設すると発表があった。 この発表に接したとき、筆者の脳裏をよぎったのは、これは必要のない賞ではないか…
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メジャー史上初の「両投げ野手」が誕生!アスレチックスは今も昔も“変わり種”が大好物
8月10日(日本時間11日)のゲームでアスレチックスのカルロス・コルテスが左投げの外野手としてライトの守備に就いた後、九回には右投げの内野手としてサードを守り、メジャー史上初の「両投げ野手」となった…
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バリー・ボンズしかり…圧倒的成績を残しながら殿堂入り逃した薬物汚染組はこんなに
先月、クーパーズタウンで2025年の殿堂入りセレモニーがあり、イチロー、CC・サバシア、ビリー・ワグナーの3人が顕彰され、スピーチを行った。 殿堂入りは、全米野球記者協会に所属する記者の投票…
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元ロッテのセラフィニは義父殺しで終身禁固刑が濃厚…重大犯罪に手を染めた助っ人外国人の面々
元助っ人外国人投手ダン・セラフィニ(51)が米国の裁判所で「第1級殺人」などで有罪評決を受け、8月18日に行われる量刑の申し渡しで仮釈放のない終身禁錮刑を宣告される可能性が高くなった。 セラ…
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メジャーリーグの“不良資産選手”番付 東西横綱はかつてのMVPと大谷翔平の元同僚
不良資産選手には、①輝かしい実績がありながら、現在は劣化が進みチームの疫病神に②長期契約で入団したため契約が何年も残っておりクビにしたくてもできない③ケガのデパートと化し稼働率が極端に低下、といった…
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ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある
大谷翔平が17日と23日(日本時間)のゲームで「オープナー」の先発投手として登板。どちらも1イニングを投げた。ご存じの方も多いと思うが、この「オープナー」というのは、最初に登板した投手が1~2イニン…
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メジャーでは野球賭博に負けた腹いせで選手への脅迫が多発、誘拐事件に発展することも
先月、アストロズの投手、L・マッカラーズがファンから「おまえの子供を殺してやる」というオンライン脅迫を受けていたことがニュースになった。 脅迫したのは米国外に居住するオンライン野球賭博(合法…
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前田健太のメジャー復帰は絶望的だが…シーズン中の「落ち穂拾い」が奏功するケース
メジャーリーグではシーズン中に40人枠(メジャー契約枠)から外されて戦力外になった選手が、他球団にマイナー契約で入団、短期間3Aで好成績をあげて再び、メジャーで別人のような働きを見せるケースがよくあ…
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紳士球団ドジャースの応援団は全米一過激な集団…敵地で恒例の“示威行進”、ついには乱闘騒ぎまで
カブスの本拠地リグレーフィールドの外野席には「ブリーチャー・バム」と呼ばれる、熱心なファンが陣取っている。 ブリーチャーとは入場料が安い外野席のことで、バムは浮浪者、クズという意味である。彼…
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メジャーを席巻「魚雷バット」を徹底分析…ヤンキースはなぜ奨励したのか、その効果は?
魚雷の形をしたトルピードバットが話題になっている。 マサチューセッツ工科大の物理学の研究員からヤンキースのマイナーの打撃解析者に転じたアーロン・リーンハートが2023年に開発したもので、ヤン…
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なぜだ?吉田正尚にカーショー…プレーできるのに開幕から故障者リスト入り選手続出の理由
今年もメジャーのキャンプに参加していた多くの選手が、マイナー落ちして開幕を迎えた。 オープン戦期間中にマイナー行きになるのは、招待選手としてキャンプに参加していたマイナー契約の選手だけではな…
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ドジャース監督、選手に「大谷の七光り」の恩恵…イベント、CM出演に「名誉市民」の称号まで
野茂英雄、イチロー、松井秀喜からダルビッシュ有、大谷翔平まで、メジャーでもスターになった日本人選手は何人もいる。そんな中、所属チームの監督や同僚までもがCMやイベント出演などでガッポリ稼ぐ機会を得た…
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青柳晃洋や藤浪晋太郎が直面する「招待選手」の過酷な現実…報酬ゼロで“タダ働き”のケースも
招待選手とは、メジャーリーグのキャンプに呼ばれたマイナーリーグの選手たちのこと。キャンプではメジャーの選手と同じ練習メニューをこなし、オープン戦に出場する機会も与えられる。 招待選手と聞くと…
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年俸調停の公聴会は勝敗クッキリ…球団からボロクソ貶され「犠牲」になったケースも
メジャーリーグでは基本的に3年目までの選手は最低年俸(今年度は76万ドル)と定められているが、4~6年目の選手は球団から提示された年俸額に不満な場合は、希望額を示して年俸調停を申請する権利を持つ(6…
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最も熱心に社会貢献活動する選手に与えられる「ロベルト・クレメンテ賞」にはMVP級の大物がズラリ
メジャーリーグには使命感を持って熱心に社会貢献活動を行っている選手が多数いる。MLBもそれを推奨しており、最も熱心な選手を毎年1人選出して「ロベルト・クレメンテ賞」を授与している。 この賞の…
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ダル所属のパドレスで骨肉の争いが勃発…オーナー家の内紛は球団売却の前兆
ダルビッシュが所属するパドレスでオーナー家の内紛が勃発した。故ピーター・サイドラー元オーナーの未亡人シールさんが、経営権を引き継いだ元オーナーの弟ジョン氏と、もう一人の弟マット氏を、故人の遺志に反し…
