米メディアの「FAランキング」はこう見るべし…メジャーリーグ通を志すなら活用すべき必須ツール
最近、日本のメディアで「ESPNが発表したFAランキングで今井が5位の高評価」「村上の契約は275億円になると予想」といった記事を目にするようになった。「FAランキング」は契約規模が大きい順にランク付けしたFA選手の番付のことである。
つくるのは米国の主要スポーツメディアや野球関連サイトのアナリストたちで、11月上旬のストーブリーグ開始に合わせて発表される。現在は10種類以上が発表されるようになったが、充実しているのは移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」、米国最大のスポーツ専門局「ESPN」、ニューヨーク・タイムズ系のスポーツメディア「ジ・アスレチック」のFAランキングだ。
この3社のランキングには、選手の詳細なプロフィルの他、入団する球団、契約年数、契約規模などの予想が出ているため、各選手の市場価値を把握しやすい。
筆者は「NBCスポーツ」のFAランキングを高く評価している。大半のFAランキングは50位までだが、このランキングは100位まであり、50位以降に日本や韓国で蘇り、メジャー復帰を目指す選手の名が散見されるからだ。


















