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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

米メディアの「FAランキング」はこう見るべし…メジャーリーグ通を志すなら活用すべき必須ツール

公開日: 更新日:

 最近、日本のメディアで「ESPNが発表したFAランキングで今井が5位の高評価」「村上の契約は275億円になると予想」といった記事を目にするようになった。「FAランキング」は契約規模が大きい順にランク付けしたFA選手の番付のことである。

 つくるのは米国の主要スポーツメディアや野球関連サイトのアナリストたちで、11月上旬のストーブリーグ開始に合わせて発表される。現在は10種類以上が発表されるようになったが、充実しているのは移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」、米国最大のスポーツ専門局「ESPN」、ニューヨーク・タイムズ系のスポーツメディア「ジ・アスレチック」のFAランキングだ。

 この3社のランキングには、選手の詳細なプロフィルの他、入団する球団、契約年数、契約規模などの予想が出ているため、各選手の市場価値を把握しやすい。

 筆者は「NBCスポーツ」のFAランキングを高く評価している。大半のFAランキングは50位までだが、このランキングは100位まであり、50位以降に日本や韓国で蘇り、メジャー復帰を目指す選手の名が散見されるからだ。

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