「話せばわかる」ではなく「話せばもめる」…あえて“伝えない”ことの重要性
すばらしい映画を見ました。「みんな、おしゃべり!」です。ラジオで評判を聞いたので見てきました。言葉とは、伝えるとは、大げさですが言語とは? 人間同士、心が通じ合うとは? 深い深いテーマに挑んだ傑作です。
関東の某所で電器店を営む、ろうあ者の古賀さんが主人公です。ささいなことから外国の人たちともめてしまいます。通訳に入る人が忖度して言葉を選んで伝えれば表面的なその場しのぎの解決に!そのまま直接翻訳すれば全員が興奮状態に! 伝えなければならないことを伝え、しっかりと意見をぶつければ、溝がどんどん深まります。
そして後半、ある事件が起こり、映画の字幕が全く出なくなります。そこから問題は一気に解決に向かいます。「話せばわかる」ではなく、「話せばもめる」「話そうとするな」「日常の普通」でわかり合える。
私なりの解釈ですが、これがこの映画のメッセージでしょうか。この映画では、たまたま「外国人」というコミュニケーションの壁を設定していますが、我々も日常で「わかり合えない人」とは頻繁に遭遇しています。医者などはその典型です。などというと、「わかってくれないのは医者の方でしょ! こっちはちゃんと説明してるのに!」と多くの患者さんに叱られるでしょう。


















