患者さんの「名前」から見える時代の変遷
患者さんにはいろいろ教えられます。名前も興味を引きます。
戦中のお生まれの人では「勝」の名前の入った人をよく見かけます。「インフレーション宇宙モデル」で毎年ノーベル物理学賞候補に挙がる佐藤勝彦先生(京大卒)もその一人です。
九州生まれは「和久」さん、広島出身では「秀一」さんを見かけます。
世代の特徴もあります。私と同世代は女性では「子」のつく人を多く見かけますが、1980年生まれ以降は見られません。あるときずいぶんと高齢の人で「マミ」さんがいました。「なんだか現代的でいい名前ですね」と言うと、「アナグマのことをマミというので、そこから来たんじゃないですか?」という解説をいただきました。
私はネコが好きなのでマヤ、マオという名前に目が行きます。ご存じの方も多いと思いますが、マヤもマオもネコを意味します。女優さんやオリンピエンヌにもいらっしゃって、珍しい名前ではありません。広い世代に行きわたっています。マオは中国語、「mao」1声でネコのことです。マヤは日本の南西諸島ではネコです。「パイヌマヤ」は「南のネコ」。イリオモテヤマネコを指すようです。


















