(15)骨粗しょう症だなんて聞いてないよ! もっと早くわかっていれば…
おかんの入院付き添いは近隣に住む兄に任せ、当日昼には「完了した」との連絡が入った。その中に気になる報告が2つ含まれていた。1つは入院前日の早朝5時ごろ「足が痛い」とおかんが兄に電話していたこと。しかし昼にショートステイに行き尋ねると「覚えていない」と答えたという。以前も同様のことがあっただけに、認知面の懸念が強まった。
もう1つは病棟のベッド脇にポータブルトイレが用意されたこと。担当医には「ちゃんとトイレに行かせてくれるなら」と入院を承諾したのに、どうなっているのやら。なんだかモヤモヤ感が晴れなかった。
数日後、病院に足を運ぶとおかんは完成したコルセットを装着し、上半身を起こした状態でベッド上に居た。脇には話の通り、ポータブルトイレが置かれていた。
でも、それよりも気になったのが処方されていた薬の説明書だった。アムロジン(降圧剤)は血圧が高くなることが多かったので納得できるが、骨粗しょう症の治療薬(注射)フォルテオは予想外だった。
今回の入院に際し、これまで変形性股関節症で通院していた隣町の開業医(整形外科)に出してもらった診療情報提供書には骨粗しょう症の表記はなかった。数カ月前、直接おかんの症状を聞きに行った時もその話は一切出ていない。入院前検査で初めてわかったことのようだ。


















