(18)母親のパンツ選びは還暦を過ぎた息子じゃ無理

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 回復期リハビリテーション病棟におかんを入院させて数日後、病院から電話がかかってきた。嫌な予感がしつつ出ると、「お母さまの下着類が少ないようです。近いうちに持ってきていただけませんか」。

 なんだ、そんなことか。二つ返事でOKしたものの、電話を切った後に気付いた。実家に残っているパンツや靴下などは相当くたびれたものばかり。新しいものを買うべきだろう。でも、どんなものがよいのか皆目見当がつかない。

 たとえわかっていたとしても、還暦過ぎたおやじが女もののパンツを買いに行くのはハードルが高すぎる。妻に相談すると、「お母さんのサイズや好みはだいたいわかる」と、近所のショッピングセンターで揃えてきてくれた。頼りになる妻で良かった!

 翌日、衣類をまとめて持って行くと、おかんはリハビリ中で部屋にいない。それはいいのだけど、何やらベッド脇に敷物のようなマットが準備されていた。コレ、なんだろう? ナースステーションで尋ねると、「ひとりでトイレに行かせるのは心配なので、必ずナースコールするようお願いしているのですが、いつも無断で歩いて行ってしまうのでセンサーを置かせていただきたいのです」。

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