植田日銀「利上げチャンス」は今でしょ! 有害無益な円安放置が招いた長期物価高に国民もう限界

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 日銀の植田総裁がどんな音楽を好むかは知らないが、ぜひ長渕剛の「西新宿の親父の唄」を聴かせたい。利上げは「やるなら今しかねえ」からだ。

 日銀は18日から2日間の日程で金融政策決定会合を開催。米国の関税政策の影響を念頭に、政策金利を現行の0.5%のまま5会合連続で据え置いた。

 市場は利上げ見送りを織り込み済み。米ブルームバーグ(18日付)によれば、利上げ時期についてエコノミストの36%が次回の「10月会合」と予測。「年内」が58%、「来年1月まで」が88%だった。裏を返せば、半分近くが「年内利上げ」すら期待していないということだ。

 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、政策金利を0.25%引き下げることを決定。利下げは昨年12月以来、9カ月ぶりで、第2次トランプ政権では初めて。利下げ注文を繰り返してきたトランプ大統領が指名したミラン新理事は0.5%の大幅利下げを主張して今回の決定に反対したが、FRBのパウエル議長は会合後の会見で「(大幅利下げへの)支持が広がらなかった」と説明した。

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