ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線
ソフトバンクが着々と「麟太郎シフト」を敷いているようだ。
ソフトバンクが昨秋ドラフトで1位指名したスタンフォード大の佐々木麟太郎(2年)は今月1日から2日間の日程で城島健司CBOら球団フロントと面談、本拠地・みずほペイペイドームなどの施設を見学した。球団から背番号1を提示された佐々木は、「大変感極まっています」と大喜び。11、12日に行われるMLBドラフトの結果を踏まえ、進路を決定する方針だ。
その佐々木に対してソフトバンクは、編成面でも受け入れ態勢を整えつつある。
そのひとつが、左打ちの一塁手である中村晃(36)の今季限りでの現役引退である。
通算1520安打の打撃職人は今季、23試合出場で打率.129と低迷しているものの、昨季まで6年連続で100試合以上に出場。特に昨季は開幕前に小久保監督から代打専任を通達されながら、開幕直後に近藤、栗原が故障したこともあり、4番でスタメン出場したこともあった。一塁、外野守備にも定評がある。昨年11月に腰を手術した影響もあるのだろうが、引き際としては少々早い、とみる向きも少なくない。
「2023年オフに一塁のポジションが重なる山川穂高(34)をFAで獲得したことで、代打での起用が増え、割りを食う形になった。山川が来なければ、2000安打はクリアしていたかもしれません」(球団OB)
一方、その山川といえば、今季は絶不調に陥り、二軍暮らしが続いている。
佐々木が入団を決意すれば山川の立場は危うく…
打率.175、9本塁打、25打点とサッパリで、6月1日に二軍降格。小久保監督は翌2日に「期間限定ではない」と無期限での二軍調整を示唆した。
山川は二軍でも19試合で打率.226、3本塁打、12打点。同27日のオイシックス戦では守備で失点に繋がる悪送球を犯し、斉藤二軍監督から苦言を呈された。これにはネット上で、「(4年契約の3年目で)契約の問題で無理かもしれないけど、取ってくれる球団があれば、トレードで放出しても良いかもしれない。ザルのような守備、ホームランだけ狙うバッティング、ホークスカラーには合わない」などと、辛辣なコメントが散見されるほどだ。
「さすがに年俸4億5000万円の高給取りをシーズン終了まで二軍暮らしはさせないでしょうけど、現時点では半ば塩漬け状態です。仮に同じ一塁手の佐々木が入団を決意すれば、山川の立場は危うくなるでしょう。裏を返せば、佐々木にとって、山川の存在が自身の出場機会を左右することになる。球団の山川に対する処遇は、いくらFAで迎え入れた高給取りといえども特別扱いはしない、競争をしたうえで佐々木の方が実力が上と判断すれば、きちんと一塁で使いますよ、というメッセージとも受け取れます」(メディア関係者)
かくしてソフトバンクは、「中村引退」、「山川二軍塩漬け」という二段構えで「麟太郎シフト」を敷いているといえそうだが、佐々木本人に誠意は伝わるか。


















