「格差大国アメリカを追う 日本のゆくえ」中原圭介氏

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アベノミクスはアメリカの政策の後追いでしかなく、このままいけば日本の格差は拡大の一途をたどり、雇用を死守してきた企業の健全な経営も破壊されかねません」

 こう警鐘を鳴らす著者は、インフレと金融緩和、自由競争の大義の下でアメリカが陥っている惨状を解説。アベノミクスが今後の日本にもたらす危機を明らかにしている。

「低迷を続ける世界経済の中で、アメリカはGDPなどの経済指標は非常に好調です。ところが、世帯所得別のデータを見てみると、アメリカの経済成長は所得の下位60%の世帯にはほとんど還元されていないことが分かります。対して、上位5%の富裕層の所得の伸び率がもっとも高いという、格差の拡大が顕著になっています」

 ひと握りの高所得者だけが豊かになり、庶民の家計は苦しくなるばかり。このような事態を招いた原因のひとつに、インフレ政策が挙げられる。アメリカの消費者物価は、2000年から13年間で35%以上も上がっている。

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