「彼が離れられなくなる!たった5分の魔法体操」金城真実著

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 女性経験数が自慢のご仁は多々いるが、実は現代の男たちは、セックスの本当の気持ちよさを知らないかも知れない――。

「セックスのときに“女性のあそこが締まって気持ちいい”などと言いますが、実は現代の女性より昔の女性のほうが、ずっと締まりが良かったんです。膣が締まるためには、膣を取り囲む骨盤底筋の収縮力が必要で、その締める力によって男性は気持ちよく、女性自身にも反射という痙攣が起こり“イク”んですね。ところが現代の女性は年齢に関係なく骨盤底筋が弱い人が多い。つまり、“ゆるい”んです。私は女性泌尿器科の医師として女性を診察しますが、骨盤底筋を動かせない人も多く、そうした女性たちは得てして性生活が少なく、セックスが気持ちよくない、オーガズムを経験したことがないと言っています」

 昔の女性が“締まって”いたのは、生活環境の影響も大きいという。

「明治生まれくらいまでの女性は生理のときに紙や綿花を丸めたものを膣の入り口付近に入れて軽く締め、トイレに行ったときに膣をゆるめて月経血を出していました。加えて着物が普段着でしたから、股を引き上げるようにしてすり足で歩くことで、自然と骨盤底筋が鍛えられていたんです」

 明治時代の産婦人科医が書いた本には、「綿花などは女性生殖器の興奮性を高めるため不適切」との記述が残っている。男女ともに今よりずっと気持ちいいセックスを楽しんでいたことは想像に難くなく、何ともうらやましい話だ。しかし、現代人にも希望はある。

「骨盤底筋は簡単に鍛えられます。膣を締める、ゆるめるをリズミカルに5回。5秒締めて、ゆるめて10秒休むを5回。この2つの体操を1セットとし、1日5セット行えば2カ月ほどで効果が出ます。ポイントは骨盤底筋以外に力を入れないこと。この体操は男性にも効果があり、肛門を締めることで早漏の予防につながりますよ」

 世界的にも骨盤底筋体操の効果は報告されており、フランスでは医療政策の一環として奨励しているほど。大いに試す価値アリだが、問題は女性にどう伝えるかだ。

「骨盤底筋体操はセックスの感度を高めるだけでなく、尿失禁や骨盤臓器脱の予防にもなりますから、そこを伝えては。調査によると日本人はセックスの満足度も回数も世界最低レベルですが、セックスはパートナーとの大切なコミュニケーション。楽しめたほうがいいですし、楽しめると回数も増えますから、ぜひ実践してほしいですね」(幻冬舎 1100円+税)




◇きんじょう・まなみ 1970年、沖縄県生まれ。医学博士。杏林大学付属病院泌尿器科女性骨盤底筋専門外来担当。女性専門外来で最先端の治療の普及に努める。

【連載】著者インタビュー

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