「それを愛とは呼ばず」桜木柴乃氏

公開日:  更新日:

 2013年10月から本紙で連載、全国16紙に配信された「それを愛とは呼ばず」が満を持して単行本化された。直木賞受賞後第1作にして著者初の新聞連載、舞台も新潟と、初めてずくめの小説である。

「新聞連載って毎日コツコツ書いて掲載されて……というイメージがあるでしょうけど、私は、そんなのおっかなくてダメ。待ってもらって、掲載前に全部書き上げたんですよ。普段の小説では、登場人物の転機が訪れるまでをじっくり書くたちなんですが、新聞ではとにかく話を進めることを意識しましたね。でも、今回単行本化するにあたり加筆したのは、1章節にほんの数行ずつ。読み返してみると、『ここに書き加えてくれ』と脚を広げてまってる箇所が見えたんで、そこに“入れ”ました(笑い)」

 新潟で手広く事業を手掛ける女社長で、伊澤亮介の10歳年上の妻が、誕生日の夜、事故で昏睡状態に陥った。社内に人脈を持たぬ副社長の亮介はたちまち孤立。義理の息子たちの企みにより、新潟を追われることになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    早とちり小池知事…都が鑑定の“バンクシー作品”には型紙が

  2. 2

    警察が運営阻止? 6代目山口組・高山若頭に早くも再逮捕説

  3. 3

    したたか仏政府 ルノーとの経営統合要求で日産“強奪”狙い

  4. 4

    30歳適齢期は昔話 石原さとみ&深田恭子が結婚しないワケ

  5. 5

    “年金博士”警鐘 支給年齢「68歳引き上げ」が意味すること

  6. 6

    持ち家派も…定年後は限りなく“住居費負担ゼロ”を目指す

  7. 7

    やっぱり賃金は下がっている 虚飾の政権で沈む日本経済

  8. 8

    ケータイ料金節約のコツは「通話が多いか否か」で決める

  9. 9

    英国「合意なきEU離脱」直撃 業績悪化危機の日系企業21社

  10. 10

    虎ファンのヤジもどこ吹く風 阪神ドラ1近本の意外な評判

もっと見る