経済ニュースの核心
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株価乱高下はまるで「貯蓄から投機」…不確実性とリスクの高まりを専門家も警告
岸田文雄首相のお盆中の突然の総裁選不出馬表明。休みだった官僚は急きょ、出勤したらしい。株式市場の乱高下を知り、「聞く耳」を持つ岸田首相は、間接的に株式投資の怖さを知っただろう。岸田首相不出馬を受け、…
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海外勢の売り越し続き、バフェット指数も割高水準…株式市場は弱気相場に突入
先週8日、気象庁は次の巨大地震に注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」を発表した。1923年9月1日の関東大震災から100年超を経過し、ついに来たかと思う。 5日には日経平均株価が急落。…
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為替相場は約2年かけて「1ドル=115円」を目指す カギは“日米金利差”の行方
8月5日に日経平均株価は前週末比4451円安の3万1458円と大幅に下落。過去最大の下落幅で、大発会の3万3288円さえ割り込み、年初来安値をつけた。 8月2日、ニューヨーク外為市場ではドル…
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新型コロナ流行、熱中症、豪雨…テクニカル分析では早くも「弱気相場」入り
厚生労働省による新型コロナウイルスの全国の感染状況を見ると、7月21日までの1週間に患者数は前の週から1万2262人増えて6万7334人となった。1つの医療機関当たりの平均患者数は13.62人で前の…
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トランプ“大統領”が対日関係で早くも影響力発揮…円安ドル高を「大きな問題」と口出し
米大統領の就任式では宣誓の時に聖書を用いる。大統領は右手を掲げつつ左手を聖書に置き、「神に誓って(So help me God)」と宣誓するのが慣例。トランプ前大統領は就任式で2つの聖書を用いた。1…
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日本株「試金石の7月」に…年初から9000円上げたが高揚感なし、景気や政治と乖離
日経平均株価(終値)は、先週11日に4万2224円と史上最高値を更新した。大発会(1月4日)の安値3万3288円から約9000円も値上がり。価格形成に決定力を有しているのは、市場売買代金の約6割を占…
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中国が牛耳る生成AIの技術開発…特許申請件数は米国の6倍と国連機関が公表
世界各国で、国政選挙などへの情報操作がたびたび報じられる。とりわけインターネットを介して飛び交うフェイクニュースが有権者に影響を及ぼしているという。インターネットを視聴する人が増えているからだ。 …
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超円安がもたらす狂乱物価の悲劇…大企業の売り惜しみが始まる?
資金循環統計(1~3月速報)によれば、個人金融資産が2199兆円(前年同期比7.1%増)と過去最高を記録した。伸び率は2~3%程度の賃金や物価の上昇率を大きく上回った。 個人の金融資産は増加…
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訪日客は過去最高ペース…大阪・関西万博も外国人が盛り上げるのか
日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)で自前のパビリオンを建設する予定だったアルゼンチンが撤退することが今月20日に分かった。自前のパビリオンを予定していた参加国の撤退はメキシコ、ロシアに続き3カ…
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市場の関心はEVや中国だが…「骨太の方針2024」で関連株は動くのか
電気自動車(EV)メーカー「テスラ」の株主総会が6月13日に開催され、約560億ドル(約8兆8000億円)に上るイーロン・マスク最高経営責任者の報酬パッケージを承認した。マスク氏はスペースXやX(旧…
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米エヌビディアが時価総額で世界2位へ 理論上の株価は1株0.98ドル→5万8032ドルの仰天
いまから12年ほど前、株価チャートが即座に描けるパソコンを探し家電量販店の販売員に相談した。 オーダーメード仕様でNECのデスクトップパソコンを購入。メモリーを増設、CPUもインテルの最新モ…
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いまの日本は“複合物価上昇”…「良い物価上昇」と「悪い物価上昇」が入り交じる
物価上昇は2種類ある。好景気で消費者物価が上がる「良い物価上昇」と、不景気なのに円安で原材料価格が上昇し、輸入物価の上がる「悪い物価上昇」。いまの日本はこれらが入り交じる「複合物価上昇」に見える。 …
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台湾情勢が握る世界不況リスク…最先端半導体の覇者は?
国際情勢はより混沌としてきた。スロバキアのフィツォ首相は銃撃され重傷を負い、イランのライシ大統領はヘリコプター事故で死亡、国際刑事裁判所(ICC)は、今月20日にイスラエルのネタニヤフ首相らに逮捕状…
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注目すべきは米大統領選より中国・習主席の動き…仏やロシアの大統領と会談も
中国の習近平国家主席は国賓としてフランス、セルビア、ハンガリーの欧州3カ国を歴訪(5月5~10日)し、「一帯一路」などを議論した。 6日にマクロン仏大統領とも会談。習氏は、2024年に国交樹…
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経済指標の公表ラッシュだった「5月10日」の波紋 街角景気は悪化し倒産増加
今月10日はさまざまな経済指標が公表された。 SMBC日興証券は東京証券取引所「プライム市場」に上場する3月期決算企業を中心とした1421社を対象(業績予想を含む)に決算集計を発表した。 …
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米バイデン大統領が主張「日本経済が低調なのは“外国人嫌い”だから」のお門違い
全米各地の大学で、パレスチナ自治区ガザ地区への連帯を示す抗議行動が起きている。 中心的存在のコロンビア大学をはじめ、今月2日にメキシコのメキシコ国立自治大学でデモが行われた。3日にはフランス…
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1ドル=170円説も台頭だが…チャート上ではそろそろ円安ピーク
ドル高・円安が進み、4月29日には一時1ドル=160円台に乗せた。その後、154円台に急落。この4月に152円台に乗せた時から、日本の金融当局による為替介入への警戒感が強まっているが、介入に動いたの…
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株価の決定要因は為替から地政学的リスクへ…遠くの戦争は「買い」ではなくなった?
米国は、再燃したインフレ懸念から利下げ開始を6月から10月以降に先送りとみられる。日銀も景気の先行き不透明で利上げを先送りか──。日米とも金利予想が困難となった。 本来、ドル高円安は輸出産業…
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半導体の抑止「シリコンの盾」がなくなる日 台湾有事を覚悟するべきなのか
岸田文雄首相は、日米首脳会談で「中国包囲網」とも思える日米関係を一段と強固にした。また、日韓首脳は北朝鮮も警戒し、米国との軍事関係を一段と緊密化、4月11日から12日まで日本の海上自衛隊と米海軍、韓…
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米中で激化する“半導体戦争”…ハイテク分野での軋轢は増すばかり、4月下旬からの決算発表に注目
半導体などハイテク分野で米国と中国の軋轢は増している。 英フィナンシャル・タイムズによると、中国は政府使用のパソコンとサーバーから、米国のインテル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズのCPU…