米国の「バイブル・ベルト(聖書地帯)」はトランプ大統領も気にする重要な票田
トランプ米大統領は、5月8日、SNSで世界14億人とされるカトリック教徒の本山、バチカンの新ローマ教皇に史上初の米国出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が選ばれたことに「今さっき、新教皇に選ばれたロバート・フランシス・プレボスト枢機卿、おめでとう。アメリカ人で初の教皇となることは、大変名誉なことだ」と祝った。
米国は、中西部から南東部にかけた地域、テキサス州、カンザス州、バージニア州、フロリダ州にかけて「バイブル・ベルト(聖書地帯)」が広がっている。デトロイトなどの「ラストベルト(錆びた地帯)」に続き、「バイブル・ベルト」も重要な票田である。
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は8日、「中ロ新時代の全面的戦略協力パートナーシップの一層の深化に関する共同声明」に署名。声明によると、双方は、合同軍事演習の規模と範囲を拡大し、海上・空中合同パトロールを定期的に実施、2国間および多国間の枠組みの下、軍事協力を一段と高いレベルへ発展させるとした。
「時の符合」か、9日にはヒンズー教徒のインドとイスラム教徒のパキスタンによって、カシミール地方での領土紛争が勃発したが、アジアの大国、中国ではなくトランプ米政権の仲介で停戦。トランプ氏肝いりのウクライナ・ロシア戦争の停戦交渉が滞り、イスラエルとガザ地区ハマスとの休戦の仲介も頓挫する中、世界に実績を示した。