トランプ大統領が繰り返し宣言する「黄金時代」は人型ロボットが創出する?
トランプ大統領は日本、韓国、ドイツの自動車メーカーに米国商圏維持のため「Made in USA」の設備投資を行わせ、膨大な雇用を生み出したいと考えているようだ。
サウジアラビアなど中東産油国にも米国に数兆ドルの投資を行うよう促した。さきのソフトバンクやTSMCのデータセンター建設など大規模投資を着火点に投資が投資を呼び込む「乗数効果」がこれから本格化する。
トランプ大統領は1946年6月14日生まれ。米国史上最高齢、後期高齢者の大統領で、思春期を過ごした60年代は、米国が世界に輸出した製造業の全盛期、「黄金の60年代(ゴールデン60S)」とも呼ばれ、経済成長著しい時期だった。いまトランプ氏は、誰も見たことのない「黄金時代」を創出すると繰り返し述べている。これは、従来と全く異なる設備投資を意味し、その中核に産業用ロボットから進化した人型ロボットとなろう。
米国労働者の賃金水準を維持するためにも、24時間365日働き、不平・不満も言わず、ノーミスの人型ロボット導入で労働生産性が高まり国際競争力は強くなる。製造ラインばかりか、介護、家事分担なども期待される。人工知能(AI)実装により、意思を持つような自律能動型の人型ロボット、この分野の市場規模は天文学的に増えるだろう。