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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

値上げと選挙の夏にリユース市場が拡大中…倹約で「選別消費」定着か

公開日: 更新日:

 欧州では、西部および南部を襲った熱波が東部へ広がっている。

 ドイツ気象局は、一部地域で40度近くに達する「非常に高い」気温の警報を出した。ブレーメンに近い北西部では暑さのために高速道路の表面が一部でゆがみ、運転手にとって危険な状態になっているという。

 フランスのパリでも40度の高温が続く。欧州ではエアコン普及率が低いだけに、現在、エアコンがかなり売れている。夏休みに欧州旅行に出かける人は、十分な暑さ対策が必要だろう。

 世界気象機関(WMO)は6月下旬、「2024年アジア気候状況」報告書を発表した。それによると、24年に熱波に襲われた海洋面積は記録を更新。海面温度は過去最高レベルに達し、うちアジアの海面は10年間の水温上昇率が、世界平均の約2倍だった。25年もこの状況が続いているように思える。

 気象庁は、日本の6月の月平均気温が平年値を2.34度も上回り、1898年の統計開始以来、最も高かったとした。

 さて、総務省による5月の家計調査では、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は31万6085円となり、物価変動を除いた実質で前年同期比4.7%増でプラスは2カ月ぶり。増加率は22年8月以来の高水準。外食への支出も同9.1%増。台所で、コンロなど熱源を使い煮焼き調理するより、外食のほうが楽だろう。

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