大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はＴＶコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「ＧＡＬＡＣ」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。
桧山珠美 あれもこれも言わせて
-
やす子に始まり、やす子に終わった…一体、誰のための「24時間テレビ」なのか
やす子に始まりやす子に終わった日本テレビ系「24時間テレビ47」。 思えば昨年11月、系列局の元幹部社員寄付金着服が発覚、存続が危ぶまれていた瀕死の「24時間テレビ」。その後、ドラマ「セクシ…
-
柳沢慎吾「一人甲子園」は「笑点」でバカ受け！テレビはレアものを発掘すると面白い
25日の「笑点」（日本テレビ系）が話題を呼んでいる。大喜利前の演芸コーナーに俳優の柳沢慎吾が登場したのだ。 この日、司会の春風亭昇太が柳沢慎吾の名前を口にすると、まず会場から「おー」とどよめ…
-
中丸雄一はアパ密会で休業、深夜に不倫ドラマ4本…コンプラ厳しいテレビ界が抱える矛盾
世の中、不倫=悪で、発覚しようものなら袋叩きで一発退場、社会的にも抹殺されてしまう勢いなのに、深夜のドラマには不倫があふれ大変なことになっている。 最も話題なのは松本まりか主演「夫の家庭を壊…
-
爆笑問題&令和ロマン…タレントが仕切る「ご意見番」番組がウケる可能性
「芸能界のご意見番」和田アキ子に批判が殺到しているとか。ことの発端は11日「アッコにおまかせ！」（TBS系）。パリ五輪で金メダルを獲得した陸上女子やり投げの北口榛花選手がフィールドに寝そべりながらカス…
-
櫻井翔、塚地武雅、二宮和也…夏ドラマのキャスティング「ベスト&ワースト」は？
テレビは五輪一色。あれほど追っかけていた大谷翔平を見かけなくなった。オータニサン、お元気なのだろうか。夏ドラマも店開きはしたものの、客入りは悪くお茶っ引き状態。五輪終了後に客が戻ってきてくれるのかは…
-
民放キー局は3局で足りる！ 企画のパクリ合い、昔の企画をゾンビ復活…番組を作る力なし
今週久々に「ジョンソン」（TBS系）が放送された。なんと10週間ぶりだ。その間番組の打ち切りが報じられ、このままフェードアウトするのかと思ったらパリ五輪のどさくさに紛れて放送？ せめて有終の美を飾ら…
-
「海のはじまり」「あの子の子ども」…少子化対策が叫ばれる時代に逆行していないか？
楽しみになってきた夏ドラマがある。目黒蓮主演「海のはじまり」（フジテレビ系）は大竹しのぶ、有村架純、古川琴音といった芸達者が出演しており、彼女たちの感情を乗せたナチュラルな演技は期待できる。 …
-
夏ドラマを総括！今期No.1は仲村トオルの町中華もの「飯を喰らひて華と告ぐ」だ
先週、福岡で倒れ、連載をお休みさせていただきました。大げさにいえば、「博多の大患」。親が死んでも一度たりとも休んだことはありませんでしたが、激痛に見舞われました。日頃の不摂生を深く反省！ 夏…
-
小泉八雲は村雨辰剛で決まり？ ヒロインは…来年後期朝ドラ「ばけばけ」の出演者を勝手に占う
放送中の朝ドラ「寅に翼」が好調だ。いまや「朝ドラしか勝たん」と言われるほど他のドラマとは一線を画し、ドラマの話題を独占している。 その朝ドラ、先日NHKが2025年度後期の朝ドラについて発表…
-
日本のテレビもインバウンドばかり“貧すれば鈍す”…制作費ケチり近場で安上がりな番組作り
先日、新宿・伊勢丹の前を通ったらエルメスに長い行列ができていた。セールでもやっているのかと思ったが、ショッピングに来た訪日外国人たちの列だった。彼らにしてみれば円安で日本中がバーゲン会場のようなもの…
-
テレビはもはやメシハラ媒体だ…まともなのはNHK「サラメシ」とテレ朝「食彩の王国」だけか
18日放送のテレビ朝日系「家事ヤロウ！！！」は黒柳徹子（90）をゲストに迎えて「黒柳徹子 人生のベストテンレシピ」を紹介していた。徹子がこれまで出合った忘れられない絶品と、それにまつわるエピソードを…
-
「古畑任三郎」「暴れん坊将軍」「赤いシリーズ」…つまらない連ドラより名作再放送のススメ
春ドラマが終盤を迎えている。最近の連ドラは鳴り物入りでスタートしたが、人知れず終わるパターンが多い。何より数が多過ぎて、ついていけない。限られた時間の中でダメドラマはパスするしかないし、むしろ面白い…
-
岐路に立つTVドラマ…「ふてほど」ギャラクシー賞2部門受賞と「SHOGUN 将軍」世界ヒットの暗示
先日、行われた「第61回ギャラクシー賞」贈賞式で、テレビ部門「特別賞」、そして視聴者から最も愛された番組に贈られる「マイベストTV 第18回グランプリ」をダブル受賞したのがTBS系ドラマ「不適切にも…
-
仲よし女性漫才コンビ、今では激増したけれど…「今いくよ・くるよ」は“はしり”だった
5月27日、女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」のくるよが亡くなった。相方の死から9年。くしくも、いくよの命日5月28日とは1日違い。最後の最後まで仲がよかった。 昨今、仲よし漫才コンビが増え…
-
藤田ニコル、ゆうちゃみ…Z世代がTVで引っ張りだこ、言いたい放題だが…ついて行ける？
今、テレビでひっぱりだこなのはZ世代、とりわけギャルタレントの活躍は目覚ましい。とっくにテレビを見なくなった若者に対し、なんとか振り向いてもらおうと必死のテレビ局。その間をつなぐ存在としてギャルタレ…
-
昭和→平成→令和と変わりゆく「お母さん」役…富田靖子と斉藤由貴は“毒親”演じたら2トップ
15日放送の「徹子の部屋」は傑作選「『お母さん役』で愛されて」と題して、森光子、八千草薫、加藤治子、沢村貞子らお母さん役で愛された昭和の名女優の在りし日の姿を見せるものだった。 八千草薫とい…
-
夫婦殺害事件で元エリート子役が逮捕されたが…元子役なくして連ドラは成り立たない
江口のりこ主演「ソロ活女子のススメ4」（テレビ東京系）を見ていたら上野の角打ちの店主役で杉田かおる（59）が出てきた。一時期、猛女キャラでバラエティーなどに出まくっていたが、その後は農業に力を入れ、…
-
膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功
春の改編でポジションが変わったキャスターたち。1カ月経ち、そろそろ馴染んできた頃か。 まず「サンデーモーニング」（TBS系）の膳場貴子（49）。3月までは「報道特集」のメインキャスターだった…
-
木村拓哉「Believe」初回好発進は“ご祝儀”？堺雅人や長谷川博己はやっぱり役者として格が違う
春ドラマがほぼほぼ出揃った中、後出しジャンケンのように今週から始まったのが木村拓哉主演ドラマ「Believe～君にかける橋～」（テレビ朝日系）だ。 毎度のことだが、キムタクドラマはなぜかいつ…
-
「with MUSIC」vs「ミュージックジェネレーション」4月スタートの歌番組を徹底チェックした
今春いくつかの音楽番組がスタートした。注目は日本テレビ系「with MUSIC」（土曜）。日テレがゴールデン帯で音楽番組をやるのは34年ぶりとのこと。有働由美子がニュースキャスターの座を捨てて（！？…
