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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

瀧内公美、安田顕…夏ドラマのキャスティング、これはないでしょ? モッタイナイ俳優が多すぎる

公開日: 更新日:

 夏ドラマを見て「モッタイナイなあ」と思うことが2度、3度。

 例えば瀧内公美(35)。朝ドラ「あんぱん」でヒロインのぶが入学する女子師範学校の厳格な教師・黒井雪子を演じ、強烈なインパクトを残したのは記憶に新しい。話題の邦画「国宝」でも喜久雄(吉沢亮)の隠し子・綾乃役として終盤の数分の出番にもかかわらず物語の核心を担う存在として観客の心を揺さぶる演技に観客の涙を誘った。

 その瀧内が「放送局占拠」(日本テレビ系)に出演。警視庁刑事部BCCT所属の捜査員・本庄杏を演じている。前作の「新空港占拠」にも出演しており、その活躍が認められ、横浜署からBCCTに異動したという設定だ。初回でソニン演じる管理官が狙撃され、本庄が指揮を執ることに。

 部下たちに指示する緊迫感ある演技はさすがだが、別に瀧内でなくてもいい。今、乗りに乗っている瀧内だからこそモッタイナイ。

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