本の森
-

「確率は悩ましい」原啓介著
「確率は悩ましい」原啓介著 確率というと、数学嫌いな人は難しい数式を思い浮かべてしまうだろう。しかし、「私が結婚できる確率はいくらくらいでしょうか?」という場合の確率もある。これはどう考えれば…
-

「斜め論 空間の病理学」松本卓也著
「斜め論 空間の病理学」松本卓也著 本書冒頭で著者は「私たちは、『心』についてあまりにも垂直方向から考えてきたのではないだろうか?」と問いかける。従来、精神医学においては医師-患者といった垂直…
-

「危険な言語」ウルリッヒ・リンス著 石川尚志ほか4人訳
「危険な言語」ウルリッヒ・リンス著 石川尚志ほか4人訳 1887年、帝政ロシア治下のポーランドに住むユダヤ人青年医師、ラザロ・ザメンホフが国際共通語エスペラントの草案を発表した。多民族が独自の…
-

「学校では教えてくれないシェイクスピア」北村紗衣著
「学校では教えてくれないシェイクスピア」北村紗衣著 昨年末の三谷幸喜が脚本を手掛けた連続テレビドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は、タイトルからも分かるようにシェイクス…
-

「セキュリティの共和国」新田啓子著
「セキュリティの共和国」新田啓子著 先日、トランプ政権が新たな国家安全保障戦略を公表して話題となった。従来の米国は他国に対して柔軟で開放的な面を持っていたが、「ひとたびおのれの安全保障上の利益…
-

「戦前エキセントリックウーマン列伝」平山亜佐子著
「戦前エキセントリックウーマン列伝」平山亜佐子著 近代日本のフェミニズム運動の先駆といえば平塚らいてうらの青鞜社の名が挙がるが、独身女性が中心だった青鞜社に対抗して、既婚女性による「新真婦人会…
-

「江戸の食商い」権代美重子著
「江戸の食商い」権代美重子著 近頃の日本のテレビは食べ物に関する番組がすこぶる多い。制作費が安いとかさまざまな要因があるだろうが、視聴者の関心が強いということは間違いない。 こうした傾…
-

「人間には12の感覚がある」ジャッキー・ヒギンズ著 夏目大訳
「人間には12の感覚がある」ジャッキー・ヒギンズ著 夏目大訳 グレゴール・ザムザはある朝起きたら虫になっていたが、英国の19歳の青年は目覚めたときに首から下の感覚がなくなっていた。幽体離脱した…
-

「『腹八分目』の生物学」小幡史明著
「『腹八分目』の生物学」小幡史明著 「腹八分目」とは、満腹になる手前で食べるのを抑えるのが健康に良いということだが、なぜ食べすぎは良くないのかは実はよくわかっておらず、長年研究者を悩ませてきた生…
-

「尼僧少尉 カタリーナ・デ・エラウソ」坂田幸子編訳
「尼僧少尉 カタリーナ・デ・エラウソ」坂田幸子編訳 時は16世紀末。スペイン北部の町サン・セバスティアンの良家に生まれたカタリーナ・デ・エラウソは、当時の慣習により4歳で女子修道院に入り修道生…
-

「蜘蛛 なぜ神で賢者で女なのか」野村育世著
「蜘蛛 なぜ神で賢者で女なのか」野村育世著 虫は好きだけど蜘蛛だけは嫌いだという人が結構いる。それが高じてアラクノフォビア(蜘蛛恐怖症)になる人もいるという。この蜘蛛への忌避感は古今東西共通し…
-

「ままならぬ顔・もどかしい身体」山口真美著
「ままならぬ顔・もどかしい身体」山口真美著 コロナ禍が過ぎ、欧米ではいち早く多くの人がマスクを外したが、日本ではその後もマスクを着けている人が多かった。欧米ではマスクへの忌避感が根深く、公共の…
-

「広告の昭和」竹内幸絵著
「広告の昭和」竹内幸絵著 1967年、日本の白黒テレビの普及率は83%を超え、テレビ広告費も1500億円超と新聞広告費の1600億円に迫る勢いだった。カラーテレビが広く普及するのはもう少し先だ…
-

「生き物の死なせ方 共生・共存からはみ出した生物たちの社会学」渡邉悟史著
「生き物の死なせ方 共生・共存からはみ出した生物たちの社会学」渡邉悟史著 今年はクマの出没が多発し、山林だけでなく市街地などでもクマによる被害が数多く報告されている。そのためクマの駆除を実施し…
-

「統制百馬鹿 水島爾保布戦中毒舌集」前田恭二編
「統制百馬鹿 水島爾保布戦中毒舌集」前田恭二編 今年は昭和100年ということでさまざまな関連本が出されている。 主に扱われているのは戦後の80年だが、その前の20年は「15年戦争」と言…
-

「アラビアのロレンス」ラヌルフ・ファインズ著、小林政子訳
「アラビアのロレンス」ラヌルフ・ファインズ著、小林政子訳 1963年に日本で公開された映画「アラビアのロレンス」と同年に刊行された中野好夫の岩波新書「アラビアのロレンス改訂版」(旧版は40年)…
-

「女の顔をした中世」J・ハーメルス、A・バルディン、C・ドゥラメイユール編 青谷秀紀訳
「女の顔をした中世」J・ハーメルス、A・バルディン、C・ドゥラメイユール編 青谷秀紀訳 ホイジンガの「中世の秋」(1919年)は、従来の「暗黒の中世」というイメージを覆し、中世後期の時代を「熟…
-

「わたしがナチスに首をはねられるまで」ミリアム・ルロワ著 村松潔訳
「わたしがナチスに首をはねられるまで」ミリアム・ルロワ著 村松潔訳 歴史や評伝を書く際には、「歴史其儘」(森鴎外)に史実に沿って書いていくのが当然であるが、その史実があまりに断片的で少ない場合…
-

「ぼっちのアリは死ぬ」古藤日子著
「ぼっちのアリは死ぬ」古藤日子著 1944年、フランスの動物学者グラッセらは、アリ、ハチなどの社会性昆虫が飼育する個体数の多寡によってそれぞれの個体の寿命がどう変化するかを調べ、同居するメンバ…
-

「謎とき 村上春樹」河合俊雄著
「謎とき 村上春樹」河合俊雄著 「1Q84」では、首都高から階段を下りると異世界に入り込んだり、「ダンス・ダンス・ダンス」では、エレベーターで16階へ上がるとそこには異次元の世界が開けていたりと…
