がん血管内治療は「アブスコパル効果」の導火線になる

公開日: 更新日:

 がん治療における「アブスコパル効果」をご存じか? がん組織の一部を治療しただけでも他の場所のがんが小さくなる現象のことを言う。放射線治療などで時折見られるこの現象の頻度を高め、がん治療の新たな武器とする方法が研究されているなか、がん血管内治療とハイパーサーミア療法を組み合わせた治療が注目されているという。実際に治療を手がける「IGTクリニック」(大阪府泉佐野市)の堀篤史院長と、「ハズしまぶくろクリニック」(大阪府茨木市)の島袋隆院長に話を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 がん血管内治療とは、がん組織を栄養する血管(動脈)に細いチューブを入れ、抗がん剤や塞栓物質などを投与してがんを“兵糧攻め”にする治療のこと。正式には「動注塞栓術」と言う。進行肝臓がんの標準治療のひとつで、転移性肝がん、頭頚部がん、乳がん膀胱がん、子宮がんなどでの治療成績が日本や海外から発表されている。

 一方、ハイパーサーミア療法は、がん細胞は熱に弱いという性質に着目し、がん細胞の温度を選択的に上げることでがんを死滅させる治療法だ。国内外で40年以上の治療実績があり、がん治療の標準治療とする国もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”