上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」
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「フレイル」は心機能を低下させて心臓病の予後を悪くする
世界で最も高齢化が進んでいる日本で、深刻な課題になっているのが「フレイル(虚弱)」です。加齢により心身の活力が低下して健康障害を起こしやすくなった状態で、要介護の一歩手前の状態をいいます。 …
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女性の「更年期障害」は心臓病の死亡リスクをアップさせる
女性は男性より心臓病が重症化しやすく、死亡率が高い──。そんな傾向があることをこれまで何度かお話ししてきました。 たとえば、「大動脈弁狭窄症」は高齢女性になると発病の男女差が縮まることが知ら…
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IT設備を駆使した医療システムが地方医療の崩壊を食い止める
「外科医不足」が進む日本では、実際の現場で役立つレベルの外科医が減ってきているうえ、“戦力”になる外科医が特定の地域や診療科に偏っている「外科医の偏在」も問題になっている──。前回、そうお話ししました…
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若手医師を公的組織が管理するシステムが「外科医偏在」を解消する
日本の「外科医不足」を解消するためには医療制度の改革が必要──。前回、そうお話ししました。 日本の全体の医師数は2024年末に34万7772人と過去最多になりましたが、「外科医」は減少傾向に…
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日本の「外科医不足」の解消は医療制度の改革が必要
心臓血管外科医療が「医師不足」という危機に直面しており、今まさに持続困難な状況に追い込まれつつある──。昨年12月、日本循環器学会はこんな内容の声明を発表しました。 日本の医師数は、2008…
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寒い冬に心臓を守るには「動悸」を意識する
心筋梗塞、大動脈解離、不整脈、脳卒中……心臓血管疾患のリスクがアップする寒い冬に心臓を守るため、注意すべき症状として「動悸」も挙げられます。 動悸とは、自分の心臓の拍動を普段よりも強く感じた…
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「立ちくらみ」は心臓トラブルの重大なサインになる
2月に入り、ぐっと冷え込む寒い日が続いています。これまで何度かお話ししてきたように、寒さは心臓にとって大敵です。気温が低い環境では、血管が収縮して血圧が上昇したり、血栓ができやすくなって、心筋梗塞、…
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「カリウム」は心臓の正常な働きに深く関係している
人体に欠かせない必須ミネラルのひとつである「カリウム」は、心臓の健康に深く関係しています。心臓のリズムを整える重要な役割を担っているため、血液中のカリウム値が高くても低くても、心室細動などの重篤な致…
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「肥満」は心臓を大きくさせて深刻なトラブルにつながる
心臓の健康を守るうえで、「心臓の大きさ」が重要な指標になるということを以前お話ししました。心室の壁が厚くなる心肥大にしろ、心臓の内径が広がって容量が大きくなる心拡大にしろ、なんらかのトラブルが原因で…
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致死性不整脈に対する「放射線治療」の期待と課題
重度の致死性不整脈に対し、「放射線治療が有効な選択肢」とする米国の研究が発表されています。 ワシントン大学の研究チームが心室性頻拍に対する心臓放射線治療と標準的なカテーテルアブレーション治療…
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心肥大と心拡大…心臓の大きさはトラブルを見つける重要な指標
一般的にはあまり重視されていない印象ですが、心臓の健康を守るうえで重要な指標になるのが「心臓の大きさ」です。心臓が大きくなってくると、たとえ症状が現れていないとしても、なんらかの心臓トラブルが隠れて…
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ますます広がる「カテーテル治療」で懸念される問題点
前回、日本初となる三尖弁閉鎖不全による逆流に対するカテーテル治療用デバイスが登場したことについて取り上げました。 これで、大動脈弁、僧帽弁、肺動脈弁、三尖弁と、心臓にある4つの弁すべてがカテ…
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「三尖弁閉鎖不全」に対するカテーテル治療の期待と課題
今年7月、米アボット・ラボラトリーズの日本法人が、日本初となる三尖弁の閉鎖不全による逆流に対するカテーテル治療用デバイスの製造販売承認を取得したことが発表され、2026年の春には国内での販売がスター…
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「無症候性心筋虚血」のリスクがある人は冠動脈の画像検査を受けておく
前回お話ししたように、「無症候性心筋虚血」は胸痛などの自覚症状はないものの、一定の運動負荷がかかると心筋への血流が不十分になる病態です。 診断が遅れると心筋梗塞や心不全につながるリスクがあり…
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「無症候性心筋虚血」はいきなり心臓突然死を招く危険あり
今年5月、91歳の上皇陛下が心臓の検査を受けるために東京大学医学部付属病院に入院し、「無症候性心筋虚血」と診断されました。胸痛などの自覚症状はないものの、一定の運動負荷がかかると心筋への血流が不十分…
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「洞不全症候群」はペースメーカー治療で劇的な回復が期待できる
今年9月、歌手の美川憲一さん(79)が「洞不全症候群」によりペースメーカーを埋め込む手術を受けました。 術後の経過は順調だったそうですが、「ペースメーカーが安定して固着するまでにもう少し時間…
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「心アミロイドーシス」の新たな治療薬が続々と登場している
「心アミロイドーシス」は、アミロイドという異常なタンパク質が心臓に沈着して機能障害を来す病気で、進行すると重度の心不全などを引き起こし、非常に予後が悪い疾患といわれています。かつては診断が難しく、発見…
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「心アミロイドーシス」の診断と治療は大きく進歩している
「心アミロイドーシス」という病気をご存じでしょうか。 アミロイドという異常なタンパク質が全身のさまざまな臓器に沈着し、それぞれ機能障害を起こす病気を「アミロイドーシス」といい、それが心臓に起こ…
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「急性心筋梗塞」で女性の死亡率が高い理由と対策
急性心筋梗塞の死亡率は男性よりも女性の方が高い──。そんな日本の研究報告があります。 東北大のチームが1985~2014年に宮城県内における心筋梗塞で入院した患者を性別や年代別に分析したとこ…
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健康リスクをアップさせる「肥満症」の治療について考える
前回、「甘い飲み物は心臓病のリスクをアップさせる」という海外の研究を紹介しました。研究者は「食べ物に比べて甘い飲み物は満腹感を得られないので、カロリーの過剰摂取につながる可能性がある」と指摘していま…
