一生見える目をつくる
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糖尿病性網膜症…高血糖が網膜の毛細血管へダメージを与える
糖尿病の慢性的な合併症の中でも代表的なものが「糖尿病性網膜症」です。この病気は、日本人の失明原因の第2位に位置しています。参考までに、失明の原因1位は「緑内障」、3位は「網膜色素変性症」となっていま…
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眼科医の私が「糖尿病にだけはなりたくない」と思う理由
今回は、一見すると目とは無関係に思える病気、「糖尿病」についてお話ししたいと思います。 私は日頃から運動を習慣にし、食べすぎや飲みすぎに注意しながら食事にも気を配っています。もちろん、「今日…
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コンタクトレンズは何歳まで使えるのか…50代以上も大丈夫?
「視力が下がっており、眼鏡は長期間使うと車酔いのような状態になるので、ソフトコンタクトレンズ使用を考えているのですが……」 50代の知人からこんな相談がありました。彼女が悩んでいるのは「この年…
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まつ毛ダニが増殖すると夜にまつ毛の根元あたりがかゆくなる
「まつ毛ダニ」、正式名称「デモデックス」について今回もお話ししたいと思います。 まつ毛の毛根や皮脂腺に寄生するごく小さなダニで、人の皮脂や角質をエサにしています。まつ毛ダニはどんな人でも目や顔…
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まつ毛ダニは繁殖すると治療必須…ピンセットで1匹ずつ取り除くことも
日本人の5割の人にいるといわれる「まつ毛ダニ」。前回、まつ毛ダニの症状を紹介しました。もしかして、と思ったら、すぐに眼科に行って診察を受けていただきたいです。 とにかく小さな虫ですから、肉眼…
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「まつ毛ダニ」は顔に生息する小さなダニ…日本人の5割に
今回は「まつ毛ダニ」についてお話ししたいと思います。 まつ毛ダニは、まつ毛の毛根や皮脂腺に寄生するごく小さなダニのことで、正式名称は「デモデックス」といいます。その大きさはわずか0.1~0.…
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なぜ「涙目」になるのか…結膜がたるむと涙が正常に排出されない
白目を覆う膜である結膜がたるむ「結膜弛緩症」になると、多くの方が「涙目」に悩まされます。これは正式には「流涙症(りゅうるいしょう)」と呼ばれ、「涙で視界がぼやける」「目の周りの皮膚がただれてヒリヒリ…
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犬の「涙やけ」は人間にも起こる…涙が排出されない涙流症
白目を覆う結膜がたるむ「結膜弛緩症」は、高齢者の多くに見られます。代表的な症状が「涙目」で、眼科医はこれを「流涙症」と呼びます。 流涙症は、何らかの原因で涙が鼻から喉のほうに排水されず、常に…
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「目の違和感」「しょぼしょぼ」「涙目」は白目のたるみの疑いあり
今回も「結膜弛緩症」についてお話しします。目の白目を覆っている結膜という部分が緩んで、たるんでくる病気です。「白目のたるみ」と呼ぶことが多いですが、正しくは「白目を覆う結膜のたるみ」となります。 …
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年を取ると白目もたるむ…結膜弛緩症は重度だと白目が黒目に乗り上げる
加齢によって「たるむもの」と聞いて、何を連想するでしょうか。ボディーラインやフェースライン、あるいは気持ちがたるむと思いついた人もいらっしゃるかもしれませんね。今回、眼科医である私がお伝えしたい「た…
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“かえるのCM”が印象的な「アイフレイル」とは?
アニメのかえるたちが、童謡「かえるの合唱(かえるのうた)」の替え歌をうたうACジャパンのコマーシャル。テレビで見たことがある人も多いのではないでしょうか。あのCMは日本眼科医会の提供で、かえるたちが…
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処方箋なしの「カラコン」で角膜表面が傷だらけ…
今回も、カラコン(サークルレンズ・カラーレンズ)の誤った着用で起こり得る目の疾患について説明します。 度数が合わないカラコンを使い続けると、まず懸念されるのは視力の低下です。目が無理にピント…
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カラコンでドライアイが悪化…目の病気の感染リスクが増大
コロナ禍でマスク生活が日常となり、カラコンは目元のコスメアイテムとして定着しました。10~20代では、ファッションに応じてカラコンを選んでいるとも聞きます。人気のインフルエンサーやタレントがプロデュ…
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「カラコン」正しく使ってる?不適切使用で角膜移植になることも
いまや日常使いも当たり前となった、カラーコンタクトレンズ。「カラコン」と略して呼んでいる方も多いでしょう。このカラコンは、「カラーレンズ」と「サークルレンズ」の総称になります。 カラーレンズ…
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重度の眼瞼下垂には健康保険適用の「前頭筋吊り上げ術」
後天性の眼瞼下垂で、保険適用で受けられる最もポピュラーな手術は「挙筋腱膜前転法」(前回紹介)です。これは中等度の眼瞼下垂が対象となります。 一方、まぶたを上げる筋肉がほとんど機能していない重…
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眼瞼下垂…保険適用で最もポピュラーな手術は「挙筋腱膜前転法」
後天性の眼瞼(がんけん)下垂の治療として、ここ数年希望する患者さんが多いのが「眉下切開法」と「スーパー埋没法」。これらは自由診療で行うところが多い術式です。では保険適用でもっともポピュラーな手術はな…
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眼瞼下垂治療「スーパー埋没法」保険適用と自由診療の違いは?
後天性の眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療で、特に40~50代の女性に希望者が多いのが通称「スーパー埋没法」と呼ばれている方法です。 正式な手術名は「経結膜的ミューラー筋タッキング法」と言いま…
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眼瞼下垂で手術を検討している人へ…これだけは伝えたいアドバイス
後天性眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療として行われることもある術式、「眉下切開」の話を続けたいと思います。 眉下切開は、眉のすぐ下を切開して、上まぶたの余分な皮膚や脂肪を切除し縫い合わせる方…
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保険適用となる「眼瞼下垂」の手術にはいくつか条件がある
眼瞼下垂はここ数年、「手術を受けた」と報告する有名人も多く、病名の認知度が高まっています。当院にも「眼瞼下垂ではないでしょうか」「手術したいのですが」とおっしゃって受診される患者さんが増えています。…
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「眼瞼下垂」は治療すべきか?生活に支障があるかどうかがポイント
上まぶたが下がってきたり、持ち上げにくくなる「眼瞼下垂(がんけんかすい)」。その原因の多くは加齢によるものです。年を重ねると上まぶたを上げる筋肉がゆるんでくるため、まぶたが下がってきてしまう。だいた…