著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

子どもの弱視(1)メガネをかけても視力が悪い

公開日: 更新日:

 強い近視を「強度近視」と呼びます。メガネやコンタクトレンズの度数を示す単位「ジオプトリー」が「マイナス6」を超えた時(マイナスが近視、プラスが遠視や老眼で、数字が大きいほど程度が大きい)、また、眼球の前後軸が異常に伸びている時(直径26.5ミリ以上)、強度近視と診断されます。

 一方、「弱視」と呼ばれる状態もあります。正常に視力の発達ができなかった場合を指します。弱視は、メガネやコンタクトレンズで視力を矯正することができません。もし、メガネやコンタクトレンズで1.0に矯正できるなら、それは強度近視になります。

 視力というものは、成長と共に発達していくものです。つまり、生まれたばかりの赤ちゃんで視力が1.5ということはあり得ません。生まれてから毎日いろんなものを見たり、ピントを合わせたりして目を使い、網膜に刺激を与えていくことで、だんだんと目がよく見えるようになっていきます。

 視力の発達(=視覚の感受性)は、生後すぐから1歳半ごろまでがもっとも著しい。以降はゆるやかになり、8~10歳ごろで大人と同じ程度となり成長が止まります。身長もある程度の年齢で成長が止まりますよね。それと同じだと考えるとわかりやすいかと思います。

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