子どもの斜視(1)目の発達を妨げ、視力が出にくくなる
「斜視弱視」──。聞きなれない病名かもしれませんが、斜視というとイメージが付くのではないでしょうか? 人の瞳は左右共に同じ方向を見ているものですが、左右の瞳の片方だけが違う方向を見ている人がいます。目を合わせると、一方の目はまっすぐにこちらを見ているのに、もう一方の目は違う方向を見ているので視線が合わない。これが斜視です。子どもの2%ぐらいに見られます。
斜視には「内斜視」と「外斜視」、そして「上下斜視」があります。内斜視は左右どちらかの視線が内側に寄っている状態。外斜視は左右どちらかの視線が外側に寄っている状態。上下斜視は左右どちらかの視線が上、もしくは下に寄っている状態で、内斜視か外斜視のどちらかと合併していることがほとんどです。
また、片方の目が常に斜視の状態を「恒常性斜視」、時々斜視になる状態を「間歇性斜視」と呼びます。間歇性斜視は日本人に最も多いタイプで全体の90%を占めると言われていますが、当初は間歇性斜視だったものが恒常性斜視に移行することもあります。
斜視は見た目でわかりやすいので、3歳時健診などを待たずとも、家族が注意して見ていることで発見できることが多いです。しかし、赤ちゃんの頃は斜視に見えても、「偽斜視」である可能性もあるので注意が必要です。


















