著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

子どもの弱視(3)左右の目の度数に大きな差がある不同視弱視

公開日: 更新日:

 子どもの弱視は「機能弱視」と「器質弱視」の2つに分類されており、「機能弱視」は「屈折異常弱視」「不同視弱視」「斜視弱視」「形態覚遮断弱視」の4つに分類されます。 

 今回は「不同視弱視」について説明したいと思います。これは、左右の目の度数に大きな差がある状態です。中でも多いのは、一方の目の視力は正常で、もう一方の目に強い遠視があるケースです。視力が正常な方の目で見て生活するので、日常生活で違和感を覚えたり、不自由を感じたりすることが少ないのです。発見されやすいタイミングは、3歳時健診などで行う視力検査となります。検査は片目ずつチェックしますので、そこで視力に大きな左右差があることがわかることが多いです。 

 不同視弱視の治療方法は、メガネでの矯正がメインとなります。遠視(または近視、乱視)がある方の視力を矯正するメガネを作ります。視力がいい方の目をアイパッチ(眼帯)で隠し、視力が悪い方の目を強制的にたくさん使う訓練を行うこともあります。これは、弱視の目の視力の発達を促すことが目的です。1日何時間ぐらいアイパッチを使用するのか。また、どれぐらいの期間使用する必要があるのか--。これは患者さんの年齢、視力の値によってひとりひとり異なるもので、一概には言えません。 

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