著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

子どもの「目の変化」は新年度にチェック…近視が急激に増加中

公開日: 更新日:

 4月に入り、新しい環境に飛び込んだ方もたくさんいらっしゃるでしょう。それはお子さんも同じ。新年度でクラスも替わり、順応するために頑張っていることかと思います。

 新年度は「目の変化」を発見できるタイミングでもあります。学校や教室が変わって、「あれ、なんだか見えにくい……」と気づくお子さんは意外と多いもの。もしお子さんがそんなことを話したなら、近視が進行しているせいかもしれません。一度眼科で視力検査をすることをおすすめします。

 昨今はスマホはもちろん、教室や自宅でのタブレット使用も影響して、児童の近視が急激に増加していることが大きな社会問題になっています。これはなにも日本に限ったことではなく、世界的な問題なのです。

 近視が進行し、強度近視(-6.00D超)になると、成人してから緑内障、網膜剥離、近視性黄斑症など、失明の恐れがある目の病気に罹患する可能性が高くなります。早いうちから近視の進行を抑制する治療を受けることが望ましいのです。

 最近眼科医の中でも注目が集まっているのが、近視抑制専門の眼鏡です。近視を抑制するための特殊レンズを用いて作られます。臨床試験も行われており、通常の眼鏡と比較しても近視を抑制する効果があるという結果が出ています。「通常のメガネと比較して、装用開始から2年間で約55~60%の近視進行抑制効果がある」という報告もされています。

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