著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「眼瞼痙攣」は目を開けることが困難になる

公開日: 更新日:

 自分の意思とは関係なく目の周りがピクピクと動く病気として「眼瞼痙攣」と「眼瞼ミオキミア」があります。

 この2つの違いとして、まず眼瞼痙攣のピクピクはミオキミアよりも速度が速いです。次に、ミオキミアは片側の目の周りがピクピクすることがほとんどであるのに対し、眼瞼痙攣は両目に痙攣が起こります。

 眼瞼痙攣の原因ははっきりとは解明されていません。ただ、40~60代で発症する人が多く、女性は男性の2.5倍罹患しやすいというデータがあります。ストレスで悪化するという報告もあります。

 実は眼瞼痙攣は、“痙攣”とは名ばかりで、実際は、目を開けることへの困難が生じる病気です。専門的には「開瞼不全」といいます。患者さんの訴えも「瞼が開けづらい」「目がショボショボする」「まぶしくて外を歩きづらい」「目が乾く・まばたきの回数が極端に多くなった」などで、“痙攣”から連想する症状ではありません。

 眼瞼痙攣が進行すると、目周りに強い痛みを感じたり、自分の意思とは関係なく瞼が閉じてしまい、さらに進行すると指などを使わないと瞼が開かなくなることもあります。このような症状が出てくると、日常生活に大きな支障が発生することに。

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