著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

花粉症(1)抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬で痒みを止める

公開日: 更新日:

 花粉症のシーズンがやってきました。私のクリニックにも、毎年多くの方が花粉症の症状を訴えて受診されます。花粉症は、1型アレルギーに分類される疾患のひとつ。スギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉が鼻や目や喉の粘膜に接触し、痒みや鼻水などの症状を引き起こしてしまうのです。日々のQOL低下につながるため、当事者にとっては深刻な問題です。

 本来、花粉症は症状が出始める前から薬を使用する「初期療法」が理想です。花粉飛散開始の約1~2週間前から治療を開始することで、アレルギー反応を起こす物質(ヒスタミンなど)の放出を抑え、発症を遅らせたり和らげたりする効果があります。しかし、すでに花粉が飛散し始めている今からでも、決して遅すぎることはありません。これから迎える飛散ピーク時の症状を軽減するためにも、今すぐ対策を始めることが重要です。

 まず行うべきは、医療機関での治療開始です。眼科では抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬を処方します。目の痒みや充血、異物感などの症状を和らげる効果があります。鼻水やくしゃみがひどい場合は、抗ヒスタミン薬の内服も併用します。今から薬を使い始めることで、ピーク時の症状悪化を防ぐことができます。

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