離婚後にイチから恋愛できるモチベ残ってる? 年々臆病になる自分に喝を入れる
離婚したい理由を改めて考えてみる
【解消されない夫婦のモヤモヤ】
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。
夫との長年のセックスレスが原因で、「離婚」を目標に、仕事に励む日々を送っています。
しかし、「私はなぜ離婚したいのだろう」と冷静に考えるとよくわからなくなる時があるのです。
離婚したい理由はこのまま女性として終わりたくない――。これに尽きます。
そうすると、私は離婚した後に、恋愛して、新しいパートナーを見つけなければ、離婚する意味がないのです。
離婚は結婚するよりも数倍労力がいる、という話をよく耳にします。
離婚でエネルギーを消耗したあとに、また「恋愛したい!」モードになれるのでしょうか。
離婚件数は近年減少気味の“トリック”?
厚生労働省が発表している、日本人の離婚の動向についてのデータを見ると、2020年では約19万組の夫婦が離婚しています。
ピーク時に比べると離婚する夫婦は減少傾向にあるわけですが、じゃあ「離婚したい」と考えている人が減ったのか? といえば、そうではなく、昨今の経済状況の不安定さによるものだといわれています。
本当は離婚したいけれど、一人分の給料では経済的に厳しいので我慢している。
このように考える人が多いのでしょう。なんとも切ない話です。
今すぐ離婚したくても即決できない
私も感情的には今すぐにでも離婚したい、そう思っていますが、子どものこと、お金のことを考えると即決できないでいます。
『離婚して、それぞれが別々の場所で暮らし、子どもの養育費を折半しあう』のは、経済的にかなり余裕がないと男女ともに損するケースが多く、決断できませんよね。
だったら、相手の嫌な部分には少し目をつむって婚姻関係を継続させよう…。
こう考えてしまうのも無理はありません。
夫と向き合う時間は無駄
夫とうまくやっていこうと思っても相手の気持ちや感情に振り回されるばかりで、エネルギーを消耗します。
年齢を重ねるほどに、コントロールできないことに執着するのは、無駄だと気がつきます。
結婚生活が長くなれば、相手を変えられないと気づくでしょう。同じ時間と労力なら、自分自身のために使った方がよほど有益です。
仕事であれば、自分の努力が目に見える成果をもたらし、会社から給料として評価されます。
趣味も同様で、練習すれば上達します。マラソンなら練習すればタイムが縮まり、ゴルフならスコアが伸びるでしょう。
特に40代、50代の女性は、子育てや仕事、親の世話などに忙しい年代。相手の感情にまでエネルギーを注ぐ余裕はありません。
離婚後にまた恋愛できる?
離婚して、新しいパートナーが欲しいと願う気持ちはあります。
しかし、結婚生活を送るうちに、どんな相手と結婚しても同じ結末になるのではないかという疑念に薄々気づいてしまうのは私だけではないはずです。
新しいパートナーと関係を築いても、同じ悲劇を繰り返してしまうのではないか…。そんな不安がどうしても拭えないのです。
最初にお伝えした通り、私はセックスレスが理由で離婚を目標にしていますが、その後の新しい出会いや、恋愛に対する気力がどれだけ残っているのかも不安に感じます。
恋愛には不確定要素が多く、心が疲れることもあります。そのため、自分がどれだけのエネルギーを注げるのか疑問です。
年齢とともに体力は衰えても…
トシを重ねると新しいことへの挑戦が億劫になってくるもの。不安やストレスから逃れるために、自分がコントロールできる範囲内で生きようとする心理は防衛本能でしょう。
しかし、挑戦しないで、現状維持を続けると成長の機会を逃してしまいます。体力は衰えても、心と頭はいつまでも成長できるはず。新しい世界に踏み出す勇気を持ち続けたいものです。
願わくば、新しいパートナーも欲しい! これも諦めたくありません。
(まめ/フリーライター)