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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

50代まで舞台一筋 かわいらしさと色気を生み出す吉田鋼太郎の「率直さ」

公開日: 更新日:

「それはただの強がりなんですよ。負け犬の遠吠え」
 (吉田鋼太郎フジテレビ系「だれかtoなかい」4月14日放送)

 ◇  ◇  ◇

 吉田鋼太郎(65)といえば、可愛らしさと色気を兼ね備えた“おっさん”俳優として、お茶の間でも大人気だ。しかし、50代までは舞台一筋で、テレビドラマにはほとんど出ていなかった。そんな吉田が「映像の世界なんかに行って」といった意識はあったのかと問われた際の答えが、今週の言葉だ。「(演劇俳優は)そうでも言ってないと、やってられない」と続け、ちゃめっ気たっぷりにほほ笑んだ。

 吉田は高校時代に教師に勧められ、シェークスピア作品の舞台「十二夜」を見て衝撃を受け、役者を志した。大学ではシェークスピア研究会に所属し、同じ「十二夜」で初舞台を踏んだ。その後、「シェイクスピア・シアター」などに在籍し、日本有数のシェークスピア俳優として活躍。蜷川幸雄と初めて仕事した際、稽古で彼の演技を見た蜷川は「表情が変わり、食い入るようになり、最後は口をぽかんとあけてた」(講談社「週刊現代」2018年5月19日号)という。それだけの演技を見せ、認められた吉田は「人生が変わった」(同前)と振り返る。

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