大相撲
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弱すぎ大関陣3人で初日わずか1勝…倒した相手が「殊勲」と呼べない体たらく
カラスが鳴かない日があっても、大関が負けない日はない。 2大関がカド番で迎えた大相撲名古屋場所。10日の初日は大関3人のうち2人が黒星と、ある意味、期待を裏切らない滑り出しとなった。 最初に負けたのは、大関在位11場...
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朝乃山が1年ぶりの土俵復帰…三段目から大関返り咲きの「課題」
長い長い謹慎がついに解けた。 10日初日の大相撲7月場所で、昨年5月場所以来となる土俵復帰を果たす三段目の元大関朝乃山(28)。幕下以下の力士は本場所で7日間しか相撲を取らないため、朝乃山は2日目からの出場となる。 ...
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ハワイから来日したばかりの小錦に「横綱を目指せ」と言った“胸毛の横綱”の眼力
元大関でタレントの小錦八十吉さんが6月に来日40周年パーティーを開いた。初土俵は1982年名古屋場所。あの頃から名古屋場所は暑かった。まして今年は場所前から「生命に関わる」猛暑。 もしも今、小錦の師匠だった「胸毛の横綱」こと...
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鉄人・玉鷲「老いて強し」は知力の稽古にあり! “押し相撲は短命”蹴散らす工夫の数々
御年37歳。それでも衰える気配はない。 いまや角界で「鉄人」の名をほしいままにしているのが、前頭3枚目の玉鷲。現役関取最年長ながら、3場所連続で照ノ富士から金星を獲得中と、横綱をカモにしている。 所属力士が自身以外に...
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正代「ダメ大関」の汚名返上は名古屋場所が分水嶺…出稽古解禁で問われる真価
これがラストチャンスか、あるいは再出発への第一歩か。 7月場所(10日初日)で、自身4度目のカド番を迎える大関正代(30)。2日に名古屋入りし、猛暑に負けず稽古に汗を流している。 負け越しなら関脇に転落。「守りに入ら...
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高安がコロナ感染の“不運”、田子ノ浦部屋は全員休場…小所帯には悩ましい「部屋間格差」
努力は人一倍で実力もあるが、いかんせん「不運」に尽きる──。 10日初日の名古屋場所への不参加を余儀なくされた田子ノ浦部屋。6月末に元大関の高安(32=前頭)が新型コロナに感染。本場所まで時間もあり間に合うかと思われていたも...
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若隆景への指導の中身、昨今の大相撲への提言…気鋭の力士を育てた親方が語り尽くした
10日に初日を迎える大相撲7月場所。相変わらずの“本命”不在で、横綱照ノ富士は両ヒザにバクダンを抱え、大関陣は暇さえあればカド番だ。そんな中、虎視眈々と賜杯を狙っている三役~幕内上位の力士たち。今年3月場所で初優勝を飾った関脇・若隆...
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大関・御嶽海は先場所の負傷を赤裸々に…最近の力士が自分のケガを自分で暴露するワケ
2001年5月場所千秋楽は相撲史に残る一戦だった。前日の相撲で右ヒザを大ケガした貴乃花VS武蔵丸という横綱同士の優勝を懸けた一番。本割で負けた貴乃花は優勝決定戦でライバルを下し、自身最後となる賜杯を手にした。 当時は誰が見て...
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元琴欧州の鳴戸親方「雨降ったら洗濯物濡れる。なぜ分からない?」
この季節は、天気予報が雨でなくても傘は手放せない。洗濯物も気になる。毎日たくさんの洗濯物が出る相撲部屋では、なおさら気を使う。 元大関琴欧洲の鳴戸親方(顔写真)が部屋を開いて2年目の2018年、稽古を見に行き、日々の様子を聞...
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“出不精”大関・御嶽海が出稽古解禁も…いまだ部屋から出ず問われる本気度
20日、大関貴景勝(25)が追手風部屋に出稽古に赴いた。 大栄翔や居合わせた陸奥部屋の霧馬山などと計30番。新型コロナの影響で2年と3カ月ぶりに解禁となった出稽古に、本人も満足そうだった。 7月場所でカド番を迎える同...
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謹慎解けてシャバに出た元大関朝乃山 ゆっくり顔を上げてみろ、あれが幸せの黄色い…
いよいよ元大関、朝乃山が名古屋場所で1年ぶりに復帰する。 日本相撲協会が自主的に発表したコロナ対策自粛取り決めの違反が発覚したのが去年の名古屋場所。 平たい言葉で、 「夜の街にはぜってえ出かけるな」 「ウ...
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元大関・朝乃山ようやく6場所謹慎解除 三段目からの逆襲は? 照ノ富士は序二段→横綱
期待半分、不安半分といったところだろう。 7月場所で三段目になる元大関の朝乃山(28)が11日、謹慎後初めて稽古を公開した。朝乃山は昨年5月場所前、新型コロナに伴う緊急事態宣言中にキャバクラ通いが発覚。当日に同行していたスポ...
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相撲協会でやりたい放題だった“裏金顧問”敗訴の至極当然…「貴の乱」は終息するのか?
本当の意味で「貴の乱」が終息するのか。 相撲協会が「裏金顧問」こと小林慶彦氏に5億1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が昨8日、言い渡された。東京地裁は小林氏に9812万5758円の支払いを命じ、相撲協会は控訴しない方針...
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“世紀の誤審”で大鵬が発した「あんな相撲を取った俺が一番悪い」の意味
「混濁」の夏場所は照ノ富士の優勝で幕を閉じた。日本相撲協会はやれやれだが、3大関の不振や判定をめぐる疑問など後味の悪い場所だった。 千秋楽の結び前で貴景勝が正代を突き落として軍配をもらった後、途中で足が出たのではと物言いがつい...
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新十両・千代栄は苦節13年で年収1000万円超の仲間入り…「プロで稼ぐなら大相撲」って本当?
25日、31歳の千代栄が新十両会見を行った。2009年に入門し、苦節13年。歴代4位のスロー出世で、本人も「年も年なので、そろそろ(引退)かな、と思っていた」と話した。 大相撲といえば、厳しい下積み、理不尽なしごき……という...
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大関は3日やったらやめられない? 優勝争い圏外でも楽々と番付維持できる居心地の良さ
これほど「おいしい」商売はない。 22日に幕を閉じた大相撲5月場所。今場所もこれといった見せ場も存在感もなかったのが、3人もいる大関だ。正代(30)が5勝10敗、御嶽海(29)が6勝9敗で負け越し。唯一、貴景勝(25)のみが...
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照ノ富士3場所ぶり7度目Vも…サポーターぐるぐるの両ヒザ以上にヤバい“腰痛地獄”
最後に「横綱ここにあり」と見せつけた。 3敗4敗力士が優勝戦線に残った5月場所。22日の千秋楽は、3敗の隆の勝が4敗の佐田の海に黒星。さらに大栄翔も志摩ノ海を破り、4敗をキープした。 結びの一番で3敗の横綱照ノ富士(...
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今の大相撲は「群雄割拠」にもあらず 優勝のチャンスは誰にでもあるとはいえ…
大関・正代対小結・豊昇龍戦。せめて「物言い」がついてもよかった。 正代の左ひじが先に落ちているように見える。行司差し違えで正代の負けか、同体取り直しか、という一番。審判員は物言いもつけず、行司軍配通り、正代の勝ちとした。 ...
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スポーツ紙がこぞって「ロシア狼雅vsウクライナ獅司」土俵で激突報道の違和感
土俵上でロシアとウクライナが激突──と、スポーツ紙がこぞって報じている。 昨17日、幕下でロシア出身の狼雅(23)とウクライナ出身の獅司(25)が対戦。狼と獅子の対決は、前者の下手投げで決着がついた。 いまなお続いて...
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元大関・魁傑の実直さを象徴するエピ…“見せ物じゃない!”に込められた真意
夏場所が8日、両国国技館で初日を迎えた。コロナ対策の入場者制限は春場所が定員の75%で、今場所は同87%の9265人まで緩和された。 【写真】この記事の関連写真を見る(09枚) 他のイベントに比べてまだ慎重だが、再開さ...
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角界初の東大力士・須山が土俵デビュー 「3年で幕下」明言もどこまで出世できるのか
上々の滑り出しだ。 10日、角界初の東大出身力士・須山(25)が前相撲に登場。16歳の相手を難なく下し、土俵デビューを飾った。 須山は中学時代は野球部に所属し、高校は帰宅部。現役で東大合格とはならず、慶大で2年間の仮...
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5月場所は「御嶽海がキーマン」…相撲取材歴40年のベテラン若林哲治氏が占う
8日に初日を迎える大相撲5月場所。昨年4度優勝した横綱照ノ富士(30)の時代が続くかと思いきや、1月場所は関脇御嶽海(29)、先場所は関脇若隆景(27)が賜杯を手にした。群雄割拠の5月場所はどうなるのか。長年、時事通信社で相撲を担当...
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関脇・若隆景インタビュー 小兵にして正統派の矜持「下からの攻めを貫いてきました」
3月場所で12勝3敗と好成績を残し、自身初優勝。福島県出身力士としては1972年の元関脇・栃東以来50年ぶりの賜杯。さらに新関脇の優勝は36年の双葉山以来86年ぶりという偉業も達成した。平均体重が155キロを超える今の土俵にあって、...
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元横綱・白鵬の新部屋は浅草or日本橋でメディア真っ二つ…「新生宮城野部屋」はどっちに
情報が錯綜している。 年内に旧東関部屋への引っ越しが予定されている宮城野部屋。所属力士は17人おり、石浦と炎鵬以外は部屋住みの幕下以下とあって、現在の墨田区にある部屋では手狭になってきたのが理由だ。 旧東関部屋は元関...
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元横綱・稀勢の里結婚に一目置く未婚の力士たち “新型相撲部屋”おかみ業の気になる行方
どんなおかみさんになるのか、角界も興味津々である。 27日発売の「スポニチ」で結婚を報じられた元横綱稀勢の里の二所ノ関親方(35)。この日、部屋の公式ツイッターでも「本日報道がありました通り、結婚をご報告いたします」と、改め...
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横綱・照ノ富士は5月場所での復権へ 休養十分、調整バッチリで対戦相手に勝機はあるか
預けていた天皇賜杯を返してもらうときが来た。 5月場所での“復権”に向け、闘志を燃やしている横綱照ノ富士(30)。合同稽古は24日の最終日のみ参加し、時折バクダンを抱えるヒザを気にする様子もあったが、「リフレッシュできた」と...
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元横綱・稀勢の里が結婚していた お相手は6歳下の一般女性
大相撲の元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方(35)が結婚していたことが分かった。 27日のスポーツニッポンが報じた。 相手は6歳下の一般女性。現役引退後の2019年、共通の知人の紹介で知り合い、昨年暮れに急接近。今年に入...
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130kgの小兵・若隆景の初Vが証明「体が大きいだけの力士はもういらない」と評論家
「体は小さいけど相撲は小さくない。痛快な場所でしたよ」 こう話すのは相撲評論家の中澤潔氏だ。 3月場所を角聖・双葉山と並ぶ「新関脇V」で飾った若隆景(27)。28日の優勝一夜明け会見では「優勝した実感がわいてきた」と話...
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若隆景が86年ぶり新関脇Vの快挙!実直な小兵が貫く「正攻法」
新関脇の優勝は1936年の双葉山以来となる快挙だ。 高安との優勝決定戦に勝利し、初めて賜杯を掴み取った若隆景(27)。実直な性格で、優勝インタビューでは昭和の角聖に匹敵する快挙を告げられても、「来場所からが大事だと思います」...
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御嶽海は「想定外」の相手にからっきし…北勝富士に寄り切られ2敗に後退
対戦相手の北勝富士は押し相撲が基本だが、組んでも取れる力士。立ち合いで左に動いて、おっつけ、あるいはまわしを取りにくることもある。 それらを加味した上で、22日の御嶽海は「動かれても突き放して距離を取ればいい」……と思ってい...