大相撲
-
高安が無傷で9連勝の快進撃も…賜杯への不安は腰の爆弾より“ガラスのメンタル”
初日からただひとり、9連勝と快進撃を見せている高安(32)。21日は碧山に苦戦しながらも押し出し、賜杯レースの先頭を走っている。 高安といえば腰痛持ち。過去には腰を痛めて途中休場したこともあった。それだけに負担をかけないため...
-
無念の欠場…横綱・照ノ富士を苦しめる「変形性膝関節症」って?スポーツ障害の医師が解説
横綱照ノ富士(30)が18日、「右踵骨骨挫傷、左変形性膝関節症」の診断書を提出し、今場所の土俵から姿を消した。 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は休場は横綱から申し出たと明かし、「自分からは言ってくる子じゃない。よほどきつ...
-
照ノ富士がついに休場…コロナ感染でヒザへの負担減と引き換えに失った「10日間」
春場所6日目の18日、横綱照ノ富士(30)は日本相撲協会に休場を届け出た。5日目の17日には玉鷲に完敗し2敗目。立ち合いから突き押しで攻められると、なす術なく後退。反撃する余裕もなく、押し倒しで土俵下に転げ落ちた。あまりに一方的な敗...
-
荒篤山太郎は南国フィリピンから来た遅咲きの突き押し力士
長い下積みを経て、ようやく開花した。 日本人の父とフィリピン人の母を持つ。両親は日本で仕事をしており、荒篤山は小学校卒業までフィリピンの母方の実家で育った。中学に上がるタイミングで妹が生まれたこともあり、来日し、晴れて両親と...
-
横綱・照ノ富士が2日目初黒星で試練…迫る苦手相撲の猛攻重圧とよぎる先場所の悪夢
「鬼門」がひとつだけとは限らない。 2日目(14日)にして早くも土がついた横綱照ノ富士(30)。大栄翔(28)に押しまくられ、体を横向きにされて送り出された。土俵の最高位にとって、屈辱の負け方だろう。大栄翔には7勝4敗と勝ち越...
-
新大関・御嶽海の白星発進は“番付の幸運” 206kg逸ノ城は「嫌じゃない相手」
新大関として挑む一発目の土俵──まさに今後を占う本場所の初日(13日)、相手に恵まれたのが御嶽海(29)だ。 対戦相手は206キロの巨漢・逸ノ城。御嶽海は相手の力に逆らわず、後退しながら立ち回り、チャンスと見るや一気に押し出...
-
能町みね子さんは「大相撲新時代」到来予兆をどう見るのか? 好角家ゆえの辛口意見も
3月13日に初日を迎える大相撲大阪場所。昨年は白鵬と鶴竜の引退と入れ替わるように、7月場所後に照ノ富士が横綱昇進。快進撃が続くかと思いきや、先場所は御嶽海が賜杯を手にし、大関昇進を果たした。2018年から昨年までの4年間で8人が初優...
-
大相撲3月場所は「佐渡ケ嶽旋風」注意報!部屋の関取にコロナ感染ゼロ、稽古もバッチリ
1月場所後、コロナ感染者が山のように出た相撲協会。力士らを含めた250人以上が感染し、幕内力士も42人中、半分の21人が陽性だった。来る3月場所(13日初日)は「力士全員稽古不足」と言っても過言ではない。 そんな中、複数いる...
-
新小結の豊昇龍に叔父・朝青龍ばりの気迫は生まれるか 今場所から始まるカウントダウン
初三役でどんな相撲を見せてくれるか。 13日初日の3月場所を自身初の小結で迎える豊昇龍(22)。9日は叔父さんの元横綱朝青龍から激励の電話があったことも明かした。面構えも朝青龍を彷彿させるものがあり、かつて多用していた足技な...
-
3月場所は「マイペース稽古」の御嶽海が有利? コロナ禍で力士全員が実戦不足の異常事態
異様な本場所である。 ■250人以上が感染 1月場所後、相撲協会では親方や力士を含めた250人以上が新型コロナに感染。横綱照ノ富士をはじめ、関取衆にも感染が広がり、2月の合同稽古は中止となった。いまだ禁止中の出稽古は当...
-
大相撲トーナメントも中止に…コロナ禍で「力士間格差」がますます大きく
本場所以外の行事やイベントが次々と中止になっている大相撲。6日に行われる予定だった「日本大相撲トーナメント」も、力士のコロナ感染が相次ぎ、2年連続で中止となった。 4日のPCR検査では、横綱照ノ富士ら力士12人に加えて親方数...
-
賭博2力士に「1場所出場停止」「けん責」大甘処分の違和感 朝乃山は内規違反で6場所出場停止
前例主義といえばそれまでだが……。 相撲協会は27日、理事会を開き、違法賭博に関与した平幕の英乃海(32)と十両の紫雷(30)への処分を発表した。英乃海は1場所出場停止と2カ月20%の減俸、紫雷はけん責となり、2人の師匠であ...
-
御嶽海は「名門部屋復活」が琴線に…力士勧誘時に親方がささやく“口説き文句”
大関・御嶽海が誕生する。御嶽海というしこ名、出身の長野県には海がないのになぜ「海」なのか不思議だったが、なるほど、出羽海部屋だから「海」を付けたのだな。将来大関間違いなしの才能と言われながら再三の大関昇進のチャンスも海の苦しみ、(も...
-
御嶽海の「原点」を2人の歴代指導者が語る 勝負根性と驚異の身体能力、バック転すら軽々
「人一倍、気迫のある相撲を取りたい。絶対に誰にも負けたくないという思いが出てくる」 大関昇進確実の御嶽海(29)が、24日の一夜明け会見で持ち前の「負けん気」を口にした。 1月場所を13勝2敗で制して、自身3度目の優勝...
-
御獄海も“短命ダメ大関”の仲間入り? 粗製乱造の弊害と求められる昇進基準改革
「みなさん、注目していてください」 3度目の賜杯を掴み取った御嶽海(29)が、力強く言い切った。 千秋楽までもつれにもつれた大相撲1月場所。23日はまず、阿炎が琴ノ若との3敗対決を制した。結びで横綱照ノ富士が御嶽海に勝...
-
横綱・照ノ富士vs関脇・御嶽海 一騎打ちの初場所賜杯争いで有利なのはどっち?
一騎打ちの様相を呈してきた。 21日、2敗同士の関脇御嶽海(29)と阿炎(27)が激突。立ち合いのもろ手突きで相手の動きを止め、怒涛の突っ張りを浴びせようとした阿炎に対し、御嶽海は止まることなく前進。たまらず引いた阿炎を御嶽...
-
横綱・照ノ富士が痛恨の2敗目…賜杯への欲と焦りで小結明生に敗れる
横綱といえども人の子──ということだ。 20日、横綱照ノ富士(30)が小結明生に敗れ、2敗目。1敗で並走していた御嶽海は阿武咲に敗れ、阿炎は2敗をキープ。3力士が2敗で争う展開となった。 それにしても珍しかったのが、...
-
若元春は「稽古しない天才肌」卒業 荒汐部屋3兄弟の次男、しこ名は毛利3兄弟に由来
毛利3兄弟由来のしこ名を持つ、荒汐部屋3兄弟の次男。兄は幕下・若隆元、弟はすでに幕内で活躍している前頭筆頭・若隆景だ。 兄弟中、もっとも素質に恵まれた天才肌といわれていたが、今場所が新入幕と遠回りした。 「とにかく稽古...
-
阿炎は好調維持で賜杯圏内! “キャバクラ豪遊”の不祥事→幕下陥落のドン底見て逞しく
本当に人が変わったかのようだ。 もっか8勝2敗と好調をキープしている前頭の阿炎(27)。先場所は12勝3敗で優勝争いを演じるなど、いまや上位陣にもひけを取らない存在になっている。 18日は隠岐の海を撃破。ともに1敗の...
-
御嶽海3度目Vと大関昇進へ唯一の障害は「連敗癖」…後半大崩れ過去に何度も
できれば賜杯まで電車道で猛進したいだろう。 関脇御嶽海(29)が初日から怒涛の9連勝。17日は隠岐の海をものともせずに寄り切った。 横綱照ノ富士はすでに1敗しており、無敗はただひとり。仮に優勝ならば、大関昇進も夢じゃ...
-
関脇・御嶽海が無傷8連勝で給金 大関ダメダメの初場所は“狼少年”に期待するしかないのか
期待していいものなのか。本当に期待するしかないのか。 横綱照ノ富士(30)が関脇御嶽海(29)を星の差1つで追う大相撲。16日は御嶽海が初日から8連勝でストレート給金を決めれば、横綱も結びで圧勝。差が縮まることも広がることも...
-
照ノ富士が金星配給…玉鷲にノド輪で体起こされ、昨年9月場所の“デジャビュ”
快進撃を止めたのは、やはり押し相撲だった。 横綱照ノ富士(30)が14日、モンゴルの先輩・玉鷲(37)に金星を配給した。立ち合いで左まわしを狙うも、怒涛の突き押しに防戦一方。ノド輪で体を起こされ、前のめりになったところを突き...
-
「大鵬の孫」王鵬は素質一級品も…“お坊ちゃん気質”からの脱却が課題
入門から5年目で新入幕は早いのか、それとも遅いのか。 今場所、初めて幕内の土俵を踏んだ「大鵬の孫」。昭和の名横綱の血縁とあって期待も高い。 埼玉栄高を卒業して角界入りした時点で183センチ、135キロ。現在は191セ...
-
大関・貴景勝は宇良にコテンパン…取り直しで1日“2敗”の不甲斐なさ
この日、一番盛り上がった取組だった。 11日、大関貴景勝(25)が今場所2敗目を喫した。対戦相手は技巧派の宇良(29)。まわしを与えず、距離を取って当たろうとするも宇良がそれを許してくれない。逆にまわしを取られて振り回される...
-
照ノ富士また苦戦も冷静対処で連勝 攻められた際の対応力も格段進化!
「おっつけられるとすぐに差し手を抜いて抱え込める」 解説を務めた元横綱稀勢の里の二所ノ関親方も、こう言って舌を巻いた。 横綱照ノ富士(30)が初日から2連勝。10日は若隆景に腕をたぐられるも、冷静に対処して小手投げで仕...
-
“ダメ大関”正代は初場所で奮起できるか…照ノ富士を昨年同場所で何度も追い詰める
誰が横綱の一人旅を止めるのか。 7日、大相撲1月場所(9日初日)の取組編成会議が行われ、横綱照ノ富士(30)は初日に大栄翔(28)、2日目は若隆景(27)と戦うことになった。 この一人横綱は先場所で通算6度目の優勝。...
-
どん底からの大復活! 横綱・照ノ富士直撃インタビュー「みんなに認められて初めて『横綱』に」
2021年は賜杯を掴むこと4度、77勝(13敗)で年間最多勝にも輝いた。一時は大関から序二段にまで転落しながら、不屈の闘志で大復活。波瀾万丈の土俵人生を送る横綱照ノ富士(30)が語る、理想の相撲、そして横綱としての姿とは──。 ...
-
大相撲夏巡業再開に暗雲…コロナ第6波に戦々恐々、力士や親方は基礎疾患持ちが多い
不穏な空気が漂い始めた。 日本相撲協会は4日、田子ノ浦部屋で師匠(元前頭隆の鶴)をはじめ、力士2人、床山1人が新型コロナに感染したと発表。元大関の高安(31)など所属力士全員が1月場所(9日初日)を休場することになった。 ...
-
朝乃山「コロナ禍キャバ通い」醜聞のウラで囁かれる高砂部屋継承のドタバタ
今年5月に発覚した元大関朝乃山(27)のキャバクラ通い。協会の聴取にウソをついていたこともあり、6場所出場停止処分という重い処罰を食らった。 当時、高砂部屋は高砂親方(元関脇朝赤龍)が通いのため、夜間は不在。部屋付きの若松親...
-
“裏カジノ通い”発覚…英乃海&紫雷の「意外な評判」 2人は高校・大学で先輩後輩の間柄
22日に発覚した、現役力士の裏カジノ通い。木瀬部屋の前頭英乃海(32)と新十両紫雷(30)に違法賭博関与の疑いがあるとして、1月場所の休場が発表された。 相撲協会に報告をしたのは2人の師匠でもある木瀬親方(元前頭肥後ノ海)。...