メジャーリーグ通信
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おいしい商売? オーナーは一度やったらやめられない
マーリンズのジーター新オーナーへの批判が高まっている。年俸総額削減のため、主力選手を相次いで放出しているからだ。 メジャーリーグのオーナーは大半がスポーツ資本家である。ヤンキースを所有するス…
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「ジョン・オルルド賞」受賞者が示す“二刀流”の難しさ
大谷翔平がロサンゼルス・エンゼルスに入団することを受け、来年から大リーグでどのような活躍をするか、あるいは「二刀流」で実績を残せるかに日米の愛球家の関心が集まっている。 確かに、大リーグには…
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岩隈久志は契約ご破算に…メディカルチェックの悲劇
米メディアはエンゼルス・大谷翔平が、肘の炎症の治療に使われるPRPを受けた前歴があると報じ、不安をあおっている。これはメディカルチェックで肘、肩、膝などに不具合が見つかり、大型契約がご破算になること…
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トランプ減税で大リーグは国民から富裕層の娯楽になる
「史上最大規模の減税だ」 12月2日の連邦議会上院本会議で可決された税制改革法案を手放しで称賛したのは、米国大統領ドナルド・トランプだ。 連邦法人税率を35%から20%に引き下げること…
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日本プロ野球とは全く異なる メジャーリーグ流の監督選び
10月26日にジラルディ監督の退任が発表された後、ヤンキースの新監督選びは迷走していた。11月末に、ようやく6人の候補者に対する面談が終了し、1日にESPNの解説者アーロン・ブーン(44)の新監督就…
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債務上限問題のあおり 大谷の渡米に待ったがかかる可能性
ウインターミーティングの開催まであと半月となった現在、戦力の補強とともに大リーグ各球団の首脳の注意を引き付けているのが、米連邦政府の債務上限問題だ。 債務上限とは米連邦政府が国債の発行などで…
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注目度ナンバーワンは? GM、オーナー会議閉幕の舞台裏
メジャーリーグのGMミーティングが13日から16日までの4日間、フロリダで開催された。この会議に対するメディアの関心は高い。ほとんどのGMと代理人が顔をそろえて腹の探り合いをするため、各チームの補強…
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選手の名は…パラダイス文書が大リーグに飛び火の可能性
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が「パラダイス文書」と名付けた租税回避地(タックスヘイブン)に関する文書を入手し、ICIJに参加した各国の報道機関が公表した分析結果は、世界各国で大きな反響…
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ワールドシリーズ視聴率低迷 元凶は第7戦ダルのKOだった
今年のワールドシリーズは第7戦までもつれ込んだ末、アストロズが初制覇。ワールドシリーズのテレビ中継は2000年から米4大ネットワークの一角であるFOXチャンネルが放映しているが、今年はいつになく力が…
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祖父の足跡踏襲 安倍首相の狙いはメジャーリーグの始球式
米国大統領ドナルド・トランプは11月に日中韓3国を歴訪し、初めて訪れる日本では安倍晋三首相と今年2月に続いて2回目の「日米首脳ゴルフ」を行う予定だ。 不支持率が支持率を上回るトランプと安倍は…
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ポストシーズンも活躍するキューバ選手は米球界の“暗部”
今年のポストシーズンではドジャース・プイグ、アストロズ・グリエルと、キューバ出身選手の活躍が目立っている。 メジャーリーグでは、依然としてキューバ選手の流入が続いているが、彼らを「自由を求め…
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米国で国歌斉唱時に左膝を地面、右手を右膝がダメな理由
米国での人種差別や黒人への警察の暴力などに抗議するスポーツ選手たちと、大統領ドナルド・トランプの対立が続いている。 黒人への暴力に抗議して試合開始前の国歌演奏で地面に左膝をつき、右手を右膝の…
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白人至上主義に極右組織…MLBにはびこる危険思想人物列伝
米国では反トランプのMLB、NFL選手たちが国歌演奏時に起立せず、片膝をついて抗議する行為を続けている。メジャーリーガーには危ない政治思想や、宗教に走るものが少なくない。 ■白人至上主義 …
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小規模経営が生み出すマイナーの「顔の見えるもてなし」
本拠地移転計画の中で北海道日本ハムファイターズは新しい球場を中核として商業施設などを併設する「ボールパーク構想」を提唱し、「アジアナンバーワンのボールパーク」を標榜している。 東北楽天ゴール…
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ついにハイテク駆使 メジャー「サイン盗み」の進化論
レッドソックスがハイテクを駆使してサイン盗みをしていたことが発覚した。レ軍は本拠地フェンウェイパークで、二塁に走者がいるときに限って行っていた。手口は①センターに設置されたチャレンジの判断に使うテレ…
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米スポーツ界オーナー登用にみるトランプ人事の危うさ
大リーグのジェフリー・ローリア、トッド・リケッツ、ジェイミー・マッコート、NFLのウッディ・ジョンソン、NHLのジョン・ハンツマン。 米国トランプ政権に入閣、あるいは政府高官の指名を受けた人…
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球団との確執が浮き彫りに 監督交代時のトラブル5選
メジャーリーグでは、監督交代時に球団との確執が浮き彫りになるケースは少なくない。ひと悶着あった監督は次の5人だ。 ■最優秀監督になった日に辞任 元巨人のデーブ・ジョンソンは監督として超…
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ドジャースを私物化 元オーナーが仏大使に指名された裏側
米国トランプ政権が発表したフランス大使にジェイミー・マッコートを起用する人事案には、米仏両国だけでなく、各国が注目した。 一般に、外国政府による大使の人事が派遣先の国以外で大きな話題となるこ…
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ダルと青木が移籍 メジャー「7月末トレード」の泣き笑い
今年はダルビッシュ有と青木宣親が動いたため、日本でも7月末のトレードへの関心が高まっている。 特徴 優勝を諦めた球団が、契約最終年を迎えた大物を、優勝を争う球団に放出し、見返りにマイナーのホープを…
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メジャーのオーナーたちがケタ外れの政治献金をする理由
周知のとおり、米国では企業や団体だけでなく個人も金額の多少にかかわらず政治家や政党に寄付することが日常的だ。 政治献金の功績が認められれば、政府の公職や党の幹部への起用もあり得るのだから、ま…