著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

強盗団多発…高級車を乗り回す“成金”キューバ選手にご用心

公開日: 更新日:

 昨年12月、ベネズエラのウインターリーグに参加していた選手の乗ったクルマが、強盗団が高速道路に置いた岩をよけようとして横転。エンゼルスで大谷翔平と仲良しだったバルブエナと、DeNA、ロッテに在籍したことがあるホセ・カスティーヨが死亡。運転していた元ヤクルトのリベロが大ケガを負った。強盗団は岩を置いてクルマを止め、高級車であれば脅して身ぐるみはがそうとしていたのだが、クルマがスピードを出し過ぎていたため、悲惨な結果になったのだ。

 この事件は2人の死者が出たのでニュースになったが、治安の悪い中南米では、同様の事件がしばしば起きている。今後、大リーガーがこの手の犯罪に巻き込まれる可能性が高いのはキューバだ。

 同国では先月「野球鎖国」をやめると宣言。オフになると、大金持ちになったキューバ人選手が高級車と一緒に大挙帰国することが予想される。

 キューバ亡命組の選手には高級車マニアが揃っている。ヤンキースの守護神チャップマンはライノGXとロールスロイスを所有。ライノGXは日本円で2500万円もする装甲車に近い高級ジープで「キューバ産ミサイル」の異名を取るチャップマンにふさわしい武闘派の車だ。レッズの守護神ライセル・イグレシアスは3400万円で買ったランボルギーニ・アベンタドールを乗り回している。レッドソックスに7年80億円で入団したルスネイ・カスティーヨは3Aでくすぶっているが、カーコレクションの方は好調でポルシェ911ターボとベンツGLE63Sを所有。ヨアン・モンカダ(ホワイトソックス)はランボルギーニのスポーツカーであるウラカンとBMWの2車種を乗り回している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは