移民問題深刻化…政府機関一部閉鎖にMLB関係者は戦々恐々

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 米国連邦政府の予算の一部が失効した。2018年12月22日から国土安全保障省、司法省、住宅都市開発省など、連邦政府の約4分の1にあたる機関が閉鎖され、現在まで事態は打開していない。

 18年は年に3回、政府機関が閉鎖された。米国史上40年ぶりの事態に対しても大統領のドナルド・トランプは譲歩の姿勢を示していない。むしろ、「国境安全の問題が解決するまで何年でも政府の機関は閉鎖する」「メキシコとの『国境の壁』の費用を計上しない予算案を通過させる民主党の方が悪い」と、怪気炎を上げ続けている。

 トランプ政権と下院多数党の民主党との対立の根本は移民への対応にある。

 大統領に就任して以来、移民の抑制と不法移民への厳格な措置を主張するトランプ政権は、極端な「内向き政策」が有権者の支持につながることを知っている。それだけに政策を変更する可能性は低い。一方、20年の大統領選挙に向けて有力な候補者がいない民主党は、トランプ政権への批判を先鋭化させる以外に党の存在感を発揮する方法がない。従って、民主党にも政権側と妥協する余地は少ない。

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