米中貿易摩擦にサウジ問題…菊池は早くメジャーに行くべき

公開日: 更新日:

 我慢比べの様相を呈してきた米中の貿易戦争やサウジアラビアの著名なジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がイスタンブールの同国領事館で殺害された事件に端を発する米国やトルコとサウジの対立など、国際社会の行方は混沌さを増しているように見える。

 現時点で米国の株式相場全体は堅調だし、米国の経済成長も過熱気味といってよいほどだ。「カショギ事件」によって米国とサウジの関係が悪化することはあっても、米国経済が大きな打撃を受ける割合は高くないと考えることも可能だろう。

 カショギ氏の拉致や殺害がサウジ皇太子ムハンマド・ビン・サルマンの意向を反映している可能性が指摘されているとはいえ、米国で活躍するカショギ氏を殺害すれば米国に批判されて国際問題になることは容易に想像できる。そのような中でカショギ氏の殺害を行ったのだから、サウジ側の関係者たちは中東における米国の重要な同盟国のサウジがカショギ氏に危害を加えても、米国は問題とすることはないだろうと考え、凶行に至ったといえよう。

 実際、米国の政治家や報道機関などがサウジ側を批判するものの、トランプは明確にサウジを批判しておらず、間接的にサウジ側の態度を支持している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?