7番左翼固定のジ軍青木 肉体改造で期待される本塁打量産

公開日: 更新日:

 起用法に悩まされることはなさそうだ。

 昨オフ、ロイヤルズからFAとなり、今年1月にジャイアンツと1年400万ドル(約4億8000万円)で契約。新天地では昨季までの右翼ではなく、左翼で起用される。昨季、主に左翼を務めたのはモース、ブランコの2人。モースはFAでマーリンズに移籍し、オフに再契約したブランコは攻守とも安定感に欠ける。ボウチー監督は青木を「7番・左翼」で起用する方針だ。

 昨季までの5年間で3度のワールドシリーズに導いた指揮官は攻守とも堅実なプレーを見せる青木をブルワーズ時代から高く評価。故障や極度の不振以外は、青木を左翼に固定するという。

 ロイヤルズ時代は試合終盤になると、判で押したように代打や守備固めを送られた。ヨスト監督の方針だった。守備、走塁に自信を持っている青木は「途中で交代させられるのは悔しく、食事が喉を通らなかったり、眠れないほど悩んだりもしました」と本紙のインタビューで胸の内を明かしていた。

 そこへいくとすでにポジションを与えられている今季は、腰を据えてプレーできる。ボウチー監督とサビーンGMは、レギュラーを固めて戦うのを好む。中でもボウチー監督はベテランを気分良く働かせることに長けた人だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間