女子ラグビー原わか花 チャレンジ精神の原点は少女時代のドブ遊び 「五輪は出場しただけで満足するつもりはない」

公開日: 更新日:

原わか花(女子ラグビー/24歳・東京山九フェニックス)第5回

  所属先の東京山九フェニックスで「新幹線わかば号」というキャッチコピーが付けられているように、原の持ち味はスピードだ。練習や試合でGPS装置を装着して様々な測定を行う中で、スプリントの瞬間最速は31.9キロをマークする。

「私には14分間を常に走り続けられるフィットネス(体力)がある。トップスプリントを繰り返せることと、トライを取り切るっていう部分が強みだし、チームで求められているところ。試合を観てくださる際には、そこにも注目していただけたら嬉しいです」

 脚力の原点は少女時代にある。

「家庭の方針でゲーム機を買ってもらえなかったので、山の中を走り回って遊んでいました。男子に混ざって遊ぶことが多くて、当たり前のように素足で木に登ったりも。とにかく体を動かしていた。ドブ遊びもたくさんしましたね」

 脚力は山遊びで、チャレンジ精神はドブ遊びで鍛えられたと、こう続ける。

「自転車に乗ったままドブに突っ込んでみたり、ランドセルを背負ったままドブに飛び込んでみたり……。それで教科書を全部ダメにしてしまったこともありました。タコ糸でドブにいるザリガニを釣ったりもしたなあ。雨の日にドブの深さを測るために傘を突っ込んで、そのまま流されてしまったことも何度かあった。ドブ、すっごく好きでした(笑)。その思い出のドブですが、この前、久々に帰省した時にはフタが付いていて、もう遊べなくなっていたんです。寂しいですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明