女子ラグビー原わか花 チャレンジ精神の原点は少女時代のドブ遊び 「五輪は出場しただけで満足するつもりはない」

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原わか花(女子ラグビー/24歳・東京山九フェニックス)第5回

  所属先の東京山九フェニックスで「新幹線わかば号」というキャッチコピーが付けられているように、原の持ち味はスピードだ。練習や試合でGPS装置を装着して様々な測定を行う中で、スプリントの瞬間最速は31.9キロをマークする。

「私には14分間を常に走り続けられるフィットネス(体力)がある。トップスプリントを繰り返せることと、トライを取り切るっていう部分が強みだし、チームで求められているところ。試合を観てくださる際には、そこにも注目していただけたら嬉しいです」

 脚力の原点は少女時代にある。

「家庭の方針でゲーム機を買ってもらえなかったので、山の中を走り回って遊んでいました。男子に混ざって遊ぶことが多くて、当たり前のように素足で木に登ったりも。とにかく体を動かしていた。ドブ遊びもたくさんしましたね」

 脚力は山遊びで、チャレンジ精神はドブ遊びで鍛えられたと、こう続ける。

「自転車に乗ったままドブに突っ込んでみたり、ランドセルを背負ったままドブに飛び込んでみたり……。それで教科書を全部ダメにしてしまったこともありました。タコ糸でドブにいるザリガニを釣ったりもしたなあ。雨の日にドブの深さを測るために傘を突っ込んで、そのまま流されてしまったことも何度かあった。ドブ、すっごく好きでした(笑)。その思い出のドブですが、この前、久々に帰省した時にはフタが付いていて、もう遊べなくなっていたんです。寂しいですね」

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