国内男子ツアーが海外メジャーから見捨てられる日…世界ランキングポイントの配分激減で価値大暴落

公開日: 更新日:

 縮小の一途を辿るのか。

 今季メジャー第2戦の全米プロゴルフ選手権(ケンタッキー州バルハラGC)が5月16日に開幕する。

 日本勢は松山英樹(32)、中島啓太(23)、久常涼(21)、金谷拓実(25)の4人が出場。松山は「直近5年間のマスターズ覇者」で「過去1年間のPGAツアー公式戦覇者」の資格で参戦。久常、金谷は世界ランキング100位前後でリストアップされた。同ランク76位の中島は「インターナショナル・フェデレーションランキング(IFR)上位3人」の資格で4月末に出場資格を得ていたが、このIFRが昨年新設されたことで、国内ツアーが割を食うことになったのだ。

 IFRは、日本、アジア、豪州、南アフリカの4ツアーの賞金ランキング上位10人を毎週ランク付けするもの。パリ五輪直前の7月18日に開幕する全英オープン(ロイヤルトゥルーン)にも適用され、5月30日時点の「上位5人」が出場資格を得ることになった。

 その一方で、「日本ツアーの前年度賞金ランキング上位2人」と「今季開幕戦からBMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップまでの賞金ランキングトップ」の3人の資格が消滅。さらに、全英の国内最終選考会ミズノオープンの「有資格者を除く上位4人」の出場枠が今年から「3人」に変更。昨年より全英切符は4枚減ったことになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言