3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

公開日: 更新日:

 華々しい活躍で世界を沸かすドジャース大谷翔平(29)。

 日刊ゲンダイが過去に連載した「秘話 大谷翔平『二刀流の血脈』」を、大谷の自信、気質、アタマの3点に焦点を当てて再編し、その軌跡を紐解いていく。(第2回からつづく)

  ◇  ◇  ◇

 大谷がプロ1年目の13年。日本ハムは前年にリーグ優勝。エースの吉川光夫が14勝をマークすれば、主砲の中田翔は24本塁打をマーク。投打ともそれなりの選手がいたにもかかわらず、高卒1年目から、それが当然であるかのごとく投打の二刀流にチャレンジした。

 とはいえ、両親が危惧したように周囲に生意気と映ったり、軋轢が生じたりしかねない。そんな状況下でプラスに作用したのが末っ子気質というか、大谷の性格というか考え方だ。

 3人きょうだいの末っ子。上に長男と長女がいて、姉体小時代は放課後、姉とともに学校に隣接する児童センターで遊んだように年上の子供と接することが多かった。

 兄の友達ともよく遊んだ。何かをする前に、じっくり周囲を観察、他人を不快にさせるようなことは決してしなかった。幼少時から何げなく友達の輪に入って、何げなく一緒に遊んで、何げなく帰ってくる。年上と遊ぶ機会は多かったし、彼らと遊ぶだけの体力もあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ