映画
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見惚れる!カンヌ“4冠”の傑作「ドライブ・マイ・カー」が描く大人のいとなみの必然性
「インティマシーコーディネーター」という言葉を聞いたことはありますか? Me Too運動が盛んなハリウッドで生まれて間もないお仕事で、日本ではNetflixオリジナル映画『彼女』(2021年)から初めて導入されることになった職...
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市川崑総監督が示した記録映画「東京オリンピック」は今こそ見るべき
五輪真っただ中だからこそ、記録映画「東京オリンピック」(1965年公開)を是非とも見ていただきたい。今の五輪を考える上から、本作にはとても大きなヒントがあると思えるからだ。 この作品は周知のとおり、64年に開催された第18回...
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被爆2世が受け継ぐ“8.6”…「8時15分ヒロシマ 父から娘へ」製作の思いを美甘章子さん語る
1945年8月6日、世界で初めて広島に投下された原子爆弾。公開中の映画「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」(新日本映画社配給)は、わずか1.2キロの至近距離で被爆した美甘進示さん(昨年10月没、享年94)の壮絶な体験を、家族総出の手...
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いじめ問題を若者と考えるために…話題作「少年の君」が提示するもの
(編注:若干のネタバレを含みます) 静かながら確実に名を広げている映画が公開中です。それは第39回香港電影金像奨では作品賞・監督賞・主演女優賞を含む8冠受賞、更に第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた「少年の君」...
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映画賞候補!芳根京子「Arc アーク」で挑んだ前代未聞の挑戦、17歳から100歳超まで演じきる
新型コロナウイルスが猛威を奮う世界の中で、ワクチンを打たない選択をする人もいます。個人の意思を尊重する現代社会で、コロナ禍により重症患者の方が亡くなられたりと誰もが「死」を身近に感じるようになってしまいました。 そんな中、公...
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夏休み映画の話題作「返校 言葉が消えた日」が描く圧政下の台湾、その評判は?
ことしの夏休み映画の話題作のひとつが台湾映画「返校 言葉が消えた日」だ。ホラーゲームを実写化したダークミステリーで、高校を舞台にした青春ものでもあるのだが、キャッチコピーは「自由が罪と教えられた時代。あなたなら、どう生きましたか?」...
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大手のTOHOシネマズが「レディースデイ廃止」に踏み切った! 各社の動き、割引日は減る?
国内最大手の興行会社であるTOHOシネマズは、長年親しまれてきた映画館の割引サービス「レディースデイ」を、7月7日をもって終了した。レディースデイは女性のみの割引サービス(1200円)で、同社系列のシネコンは毎週水曜日が実施日であっ...
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映画「走れロム」が描くベトナムのタブー 勝てない“闇くじ”に託すしかない人生
ベトナムは日本にとって最大の出稼ぎ労働者の送り出し国だ。そのベトナムのタブーを暴いた映画が今週金曜日(9日)から公開される。チャン・タン・フイ監督の「走れロム」である。 同作では、ベトナム最大の都市・ホーチミンの裏町を舞台に...
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対岸の火事?妊娠中絶に苦渋する少女たちのリアル…米映画「17歳の瞳に映る世界」
“ジェンダーバイアス”はまだまだ世界的問題であり、女性にとって不利な刑法まで存在するのですが、その歪みにメスを入れる映画が7月16日に公開されます。それは『17歳の瞳に映る世界』というアメリカ映画であり、第70回ベルリン国際映画祭銀熊...
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映画「トゥルーノース」在日4世・清水ハン栄治監督が描く極限状態の心理
北朝鮮の政治犯強制収容所で生きる家族のドラマを3Dアニメーションで描いた映画「トゥルーノース」が話題だ。カンヌ国際映画祭のアニメ部門から独立した世界最古のアニメ映画祭、アヌシー国際アニメ映画祭にノミネートされたほか、メディアアート界...
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「夏への扉」で痛感!山﨑賢人は“等身大”の成長物語で輝く
俳優のインタビューでよく耳にするのが「普通であること」というワード。これは俳優にはとても大切なことで、毎回、「スター・ウォーズ」よろしく遥か彼方の銀河系が舞台になるわけではなく、普通の人の日常の出来事をつづった作品から観客は主人公に...
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心震わせる「るろうに剣心」最終章史上初ワンツーの必然
興味深い現象が起きている。「るろうに剣心」シリーズ2部作の1本にして完結作である「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(6月4日公開)と、前作「るろうに剣心 最終章 The Final」(4月23日公開)が週末の興行ラ...
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コロナ禍とシネコン 要請緩和も公開作渋滞でテンヤワンヤ
2021年4月末から3度目の緊急事態宣言で休業要請・協力依頼を出されていた東京都内の映画館。存続の為にも感染対策をしながら上映を続けていたミニシアターと違い、要請を受け休館していたシネマコンプレックス(以下「シネコン」)が映画の日で...
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アカデミー賞の主役はNetflix! コロナ禍の必見映画ガイド
政府はコロナ禍の緊急事態宣言について6月20日まで延長する方針を決定。映画館の営業は一部再開したものの、自宅や自室で過ごす時間はいやが上にも増えるばかり。だが昨今は居ながらにしてNetflixやアマゾンプライムなどで大いに映画を楽し...
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櫻井一葉氏「最も苦しいのは中小規模の映画の製作委員会」
「五輪はOK、歌舞伎や演劇もOK、だけど映画はダメ。そんな事を言うなら科学的根拠を示してもらわないと、私たちは芸術や文化として認められていないのかと差別感すら感じてしまいます」 ため息交じりに語るのは、9都道府県への緊急事態宣...
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「いのちの停車場」公開は弔い合戦? 映連“抗議”の行方は
映画界が、怒りをにじませる様々な声明の発信を続けている。映画館の団体である全興連(全国興行生活衛生同業組合連合会)に続き、邦画大手4社で構成する映連(日本映画製作者連盟)は24日、6月1日からの「映画館の再開」の要望と併せて、休業要...
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「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選2」の見どころを解説
ジャン=ポール・ベルモンドの作品(計5本)が見られる。5月12日からの新宿武蔵野館の営業再開に伴い、同14日から上映の運びとなった(同館を皮切りにテアトル梅田、名演小劇場、京都シネマ、シネ・リーブル神戸ほか、全国にて順次上映予定)。...
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主演作「ファーザー」アンソニー・ホプキンスの怪優際立つ
「お父さん、お父さん!」 ヘッドホンで音楽を聴いていると、ひとり暮らしの部屋へ怒った顔の娘アンが入ってくる。 「何の用だ」 「何だと思う?」 アンソニー・ホプキンス(83)が第93回アカデミー賞で史上最高齢...
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「ミナリ」ユン・ヨジョンが韓国人初アカデミー助演女優賞
「ブラッド・ピットにやっとお会いできました。映画撮影中どちらにいらしたのでしょうか?」 ■ブラピが製作陣 4月26日午前(日本時間)、米ロサンゼルスで行われたアカデミー賞授賞式で、助演女優賞を受賞し、プレゼンテーターであ...
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3度目宣言発令へ 劇場版・名探偵コナン“興収100億円”は?
「名探偵コナン 緋色の弾丸」が公開される前、配給を担当する東宝の関係者から、「(興行収入)100億円超えの手応えは十分にある。懸念は、新型コロナウイルスの影響だけだ」という話を聞いていた。2年ぶりシリーズ最新作へのこれまで以上の大きな...
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近年アカデミー賞作品は人生相談室みたいなシケた話ばかり
3月初め、某新聞に載った、32歳の芸術家の記事は楽しかった。さすがに芸術家らしい発想、こんな偉業(!)を成し遂げたとは大したもんだと羨ましかった。映画化できないか、今日び、こんな稀有な体験記もありだろうと触発され、ご本人に連絡を取ろ...
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田中邦衛さんは「日本一ももひきが似合う俳優」でもあった
俳優の田中邦衛さんが亡くなった。88歳だった。著名な俳優の逝去は人によって思いが異なる。1961年から始まった加山雄三主演の「若大将」シリーズの青大将がすぐに浮かぶ人。81年スタートのテレビドラマ「北の国から」の黒板五郎が強烈に甦る...
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草彅剛「ミッドナイトスワン」アカデミー賞2冠 なぜ実現?
先週発表された第44回日本アカデミー賞の受賞結果には驚いた。最優秀作品賞が「ミッドナイトスワン」、最優秀男優賞が同作品の草彅剛(46)だったからだ。 全く予想外であった。理由としては年末からこれまでに発表された主要な映画賞で...
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「旅立つ息子へ」監督語る 主人公の無名新人は第2のレオに
今月26日公開の映画「旅立つ息子へ」(ロングライド配給)は、出会いと別れの春にふさわしいヒューマンドラマ。自閉症スペクトラムの息子・ウリと、その世話をするために現役バリバリのグラフィックデザイナーというキャリアを捨てた父・アハロンの...
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「ラーヤと龍の王国」興収1億円スタート Disney+に傾倒?
これは映画館の一種の分断状態だといっていいだろう。ディズニー作品「ラーヤと龍の王国」の上映館をめぐって、各興行会社は「上映」と「非上映」で対応が分かれた。 本作は、龍とともに王国を守ろうとするラーヤの活躍を描く大型3DCGア...
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「太陽の蓋」リバイバル上映大反響 原発震災を忘れた人へ
東日本大震災からまもなく10年――。映画「太陽の蓋」がユーロスペース(東京都渋谷区)でリバイバル上映されて話題だ。震災で発生した東京電力福島第1原発事故でパニックに陥った首相官邸と新聞記者らの葛藤を描いた劇映画だ。初上映は2016年...
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「痛くない死に方」評判上々 宇崎と下元と高橋監督の結束
在宅医療の実情を描く「痛くない死に方」の評判がいい。在宅医療のスペシャリストである長尾和宏氏の著作の映画化で、柄本佑が主演している。監督はベテランの高橋伴明だ。 タイトルが実に意味深で、どのようにとるかは人それぞれだといえる...
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「007」ボンドが愛したニット エヌピールを着て公開を待つ
「007ジェームズ・ボンド」と聞いて、役者は誰を思い浮かべるだろうか。第1作から7作まで(第6作を除く)を務めたのは昨年亡くなったショーン・コネリーだ。かっぷくが良く、骨太な印象で、古い映画の「銀幕スター」という印象の名優であった。 ...
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コロナに負けない「鑑賞するだけでスカッとする映画」5本
厚労省の調査では、昨年4~5月の緊急事態宣言下に「何らかの不安」を感じた人は、63.9%に上る。今年も東京や大阪などでは、緊急事態宣言が延長され、コロナ禍の苦しい生活が続いているが、外で発散するわけにもいくまい。そこで、逆境をはね返...
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東宝はコロナ禍で前年比90%超…でもアニメ頼みでいいの?
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」がなかったらと思うと、改めてゾッとするような昨年の映画界だった。 今週、2020年の映画興行実績が発表された。興収は1432億9000万円で、対前年比54.9%。この数字は国内の配給会社が1年間...