元関取の豊山亮太さん 4年前に土俵去るも、老人ホームの介護士をしながら国家試験目指し猛勉強中
豊山亮太さん(元関取/32歳)
横綱大の里が3場所ぶりに復帰した名古屋場所だが、注目の若隆景の休場は残念だ。このところ力士のケガが目立つ。今回の3代目豊山さんもケガに泣かされ続けた一人だ。東京農大から大相撲入りし、強烈な突き押しを武器にスピード出世したものの、満足に相撲がとれたのは3年あまり。4年前に引退したが、今どうしているのか。
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「2年前に、東京から名古屋に来ました。介護事業を行う『H&Nホールディングス』という会社の住宅型有料老人ホームと訪問介護事業所で介護士として働きながら、この春からは専門学校にも通っています。看護師と保健師の国家資格を4年かけて取得しようと思っています」
JR名古屋駅近くで会った豊山さん、こう言った。
「引退してすぐは、都内のマンションの一室でパーソナルジムを始め、いずれは高齢者の健康・予防のためのジムを経営したいとか、アスリートのセカンドキャリアの受け皿になりたいとか、漠然と思っていました。自分は右腕の腱断裂の大ケガで早く引退することになってしまったので体づくりや予防に関心があり、一方でスポーツに打ち込んでも引退したら何もない、と感じたので。ただジムを始めたら、体づくりの指導はできても経営はわからないし、1人でやれることに限界があると気付きました。それでいったんジムを閉め、本当にやりたいことは何か、何をめざすのかをよく考え、いろんな人に相談し、まずはヘルスケアの現場で社会経験を積ませてもらうことにしました」
高齢者を相手にしたいと考えたのは、大相撲を応援してくれる人の多くは高齢者だからとのこと。
「食事や排泄の介助をするのに、最初は戸惑いもありましたけど、すぐに慣れました」
「H&Nホールディングス」は名古屋を拠点にしている。
「この会社には鳴戸部屋の宿舎があり、時津風部屋だった自分は部屋は違いますが、現役時代から施設訪問をしたりして、お世話になっていました。会社の代表が看護師資格をもち専門知識の豊富な人材が手がける施設をめざしているので、自分もその背中をみて看護などの勉強もしようと。自分はいつも動いていたいタイプなので座学は苦手ですが、苦手なことにも取り組まないとセカンドキャリアでの飛躍はないなと腹をくくっています」
月曜から金曜まで、毎日朝9時から夕方4時まで授業を受け、夕方以降や土日は施設で働いているというから忙しい。大相撲を見る時間はない?
「いや、去年まではABEMAで年3回解説をしていたし、同期がまだ現役で相撲を取っているので見ていますよ。ケガがなかったら自分もまだやれていた自信はあるので」


















