東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問
皇室典範改正は実現したが、その過程の議論で、多くの国民が疑問に感じるような発言が出てきた。自民党の小林鷹之政調会長は、「皇位の男系継承は2600年以上にわたり先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統だ」と述べたのである。
小林議員は、『古事記』や『日本書紀』に記された神話を信じていることになる。小林議員は東大の法学部を卒業したことになっており、学歴詐称ではないようだ。入試の際に、日本史を選択しなかったのかもしれない。
戦前には、そうした信仰がまかり取っており、神武天皇は実在し、日本の建国は紀元前660年のこととされていた。神武天皇の即位が日本の建国であるとされ、それを起点とした「皇紀」という紀年法が定められた。
日本がアメリカとの戦争に突入していこうとしていた昭和15(1940)年に、「紀元2600年行事」が盛大に営まれた。その年には、神武天皇やそれに関連する石碑が全国に建てられ、今もそれが残されている。宮崎の「八紘一宇の塔」などもその一つである。
そんな神話が歴史的な事実として信じられた背景に、現在とは日本の歴史区分が異なっていたということがあげられる。

















