社長「刺激」強調も ハムがアリゾナキャンプ行う“本当の狙い”
「新たな環境の変化が刺激となってチームの強化につながり、選手個々の成長を促すと判断しました」
日本ハムは27日、来年2月1日から中旬にかけての一軍春季キャンプを米アリゾナ州ピオリアにあるパドレスの施設で行うと発表した。冒頭のコメントは竹田球団社長によるアリゾナキャンプの狙いだ。
日本ハムは79年から2月の約1カ月間、沖縄県名護市でキャンプを行っていたが、来春から1次キャンプは米アリゾナ、2次キャンプは名護で行うことになった。
アリゾナキャンプ実施は、名護市に申し入れていた球場施設改善の早期実施が見込めないことも理由だという。そこで日本ハムと業務提携を結ぶパドレスにキャンプ施設の使用を打診。2月前半はメジャーのキャンプが始まる前で施設も空いていることから、使用が可能になったようだ。竹田社長は「(アリゾナでは)打撃練習やピッチングなどを同時に行えるスペースが大幅に増え、従来以上に効率的な準備ができると考えています」とコメントした。
■メジャーのキャンプ地を踏んで膨らむ夢