株価低迷気味のいまこそ“1株投資”に挑戦!「ようやく買い時」とプロ、年内日経平均4万5000円がターゲット

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 株価はどうなるのか? 新NISAで盛り上がっていた株式市場は、このところ精彩を欠く。日経平均は4万円を大きく割り込む水準でウロウロし、年初にNISAをスタートした投資家からは「早くも含み損になっている」との嘆きが聞こえてくる。こんなとき、どうしたらいい?

  ◇  ◇  ◇

■ようやく買い時が来た?

「日経平均が4万円を超えたころ、4万円は通過点に過ぎない。これから4万2000円、4万5000円、そして5万円を目指すと専門家の多くは話していました。それを信じて、新NISAを使ってトヨタ自動車株を100株買いました。投資額は38万円ちょっと。今ですか? 約35万円です。まさかの含み損。NISAは長期投資が原則だといいますが、やっぱり含み損は気持ち悪い。何だかだまされた感は強いですね」

 50代サラリーマンはそう話す。日経平均の年初来高値は3月22日につけた4万1087円。4月に入ると終値ベースで4万円を下回り、19日には一時3万6700円台へ急落。この日は終値ベースでも約2カ月ぶりの安値となった。“潮目が変わった”とコメントする市場関係者がいたほどだ。ただ、一部の株のプロは違う見方をする。

「ようやく買い場が来たと安心しました。株価は上昇スピードが速過ぎて間違いなく過熱気味でした。いったん、3万7000円を割ったことで、市場に安堵感が漂った。4月下旬から5月上旬にかけては株高傾向になると思っています」(IMSアセットマネジメント代表・清水秀和氏)

■悪材料がテンコ盛りだけに…

 株の専門家が、よく口にする指標にPER(株価収益率)がある。簡単にいうと、数字が低いほうが割安で、高いほど割高だ。日経平均のPERは16倍台で、NYダウは19倍台。いまは日経平均のほうが割安だから、この先、上昇余地はありそうだ。

 だけど、日米の金利差だとか、中東情勢の緊迫化、泥沼化するロシア・ウクライナ戦争……。株価に悪影響を与えかねない材料はテンコ盛り。株価暴落に見舞われないとも限らない。

「地政学リスクは残るでしょうが、イスラエルとイランの衝突にしても最悪な事態は避けられそうです。流れとして日本株は4万円を再び超えてくると思いますが、投資に不安が残るようだったら、まずは好きな企業の株を1株だけ買う。現在は資産運用、投資を学ぶ時期と割り切るのもいいでしょう」(清水秀和氏)

■世界のニュースに敏感になれる

 SBI証券や楽天証券などネット証券では1株から購入可能なところがある。通常は単元株(100株)の取引が基本なので投資金額はかさむが、1株だったら若者や年金暮らしのシニア層も何とかなりそうだ。

 トヨタ株への投資だと、単元株の場合は約35万円必要だが、1株だったら3500円程度でOK。1株とはいえ、立派な株主に違いない(ただし、株主優待などを受けられない銘柄がほとんど)。

「自分が株を持っている会社のニュースは気になるものです。たとえばトヨタ自動車をネット検索すると、人気車種だったスターレットが2026年に復活するのではないか、という内容が出てきます。それ以外にもニュースはたくさんあります。ホンダや日産自動車の出来事も知りたくなるし、業界全体の動きに敏感になります。原油価格の高騰といった世界のニュースも株価とリンクしてくるので、そちらへの目配りも大切です。トヨタを1株持っているだけで、世界の政治や経済などが頭に入ってくる。投資に必要な情報をいつの間にか手に入れられるようになります」(市場関係者)

■株価の高い銘柄をあえて狙う

 1株なら、株価がベラボーに高い銘柄もそれほど躊躇なく購入できる。

 空気圧制御でトップのSMCの株価は7万7690円(4月23日終値、以下同)。単元株は776万9000円必要なのでおいそれとは買えない。でも、1株だったら8万円弱でいい。この会社の株価は19年1月に3万円ちょっとだった。その後、上げ下げを繰り返しながら21年夏に7万円台へ到達した。約2年半で株価は倍だ。

 株を持っていなければ、SMCの株価動向など気にしない。だが、1株保有していれば「株価2倍」を実感できる。この体験は大きい。

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